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エッセイ

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おやすみ前のひとときに。あなたの心にそっと寄り添います。 郷愁、思い出、心にしみるエッセイをあなたに。
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記事一覧

【ショートエッセイ】理想的な人生なんてあり得ない

順風満帆な人生なら、毎日愉快に暮らせられる。 好きなタイミングで好きな仕事をする。 何も…

【ショートエッセイ】筋トレはバランスを考えてやった方がいい

最近、下腹のお肉のたるみが気になってきた。 筋トレは相変わらず続けているが、どうせやるな…

【ショートエッセイ】"ありがとう"は一種類だけ

「ありがとう」にも2種類あるような気がしていた。 とりあえず口先だけであいさつのように言う…

【ショートエッセイ】信じてくれてありがとう

子供の頃から野菜が嫌いだった。 その代わりお肉ばかり食べていた。 だから少しぽっちゃり体型…

【ショートエッセイ】騙されて悪いことなんかない

例えばすごい高金利が得られると話を持ちかけて、大金を騙し取るような詐欺まがいな犯罪が後を…

【ショートエッセイ】キックボクシングを始めてみました

50歳を過ぎてキックボクシングのジムに入会した。 妻に嘆願して、1年間という期限付きで許して…

【ショートエッセイ】あの5月の空を忘れない

今日も5月晴れの快晴だ。 空に雲ひとつない。 青一色だ。 暑過ぎないけど、適度に暑い。 Tシャツ一枚で過ごせる。 真夏と違ってジメジメしていないから、汗ばむこともない。 ずっと5月だったらいいのになぁ、と思う。 庭の草が一斉に生え出し、窓から見える木々が緑色に変わる。 人にも生きる活力を分け与えてくれているようだ。 家の窓から見える空の青と山を覆う木々の緑。 贅沢なコントラストだ。 高校を卒業して大学受験に失敗したぼくは、浪人をしながらアルバイトをしていた。 工場で作

【ショートエッセイ】孤独とは・・・経験した人にしかわからない

ぼくは孤独という感覚がよくわかっていない。 ずっと家族と暮らして来たからだろうか。 ぼく…

【ショートエッセイ】人が何かに夢中になると・・・

毎朝、ジョギングをしていた時があった。 今は全く走っていないが・・・。 朝4時45分起き。 …

【GW企画】短編ファンタジー小説を書いてみよう

歴史小説が好きなので、ぼくが執筆する小説はどうしても歴史物に偏ってしまう。 小説の執筆に…

エッセイが書けない時の対処法

どうしても筆が進まない時がある。 表現が古くて恐縮だ。 毎日エッセイを書いているが、いつ…

【ショートエッセイ】ヒーローショーの虚像とぼくの罪

息子がまだ幼稚園に行く前の小さかった時のこと。 ぼくらはウルトラマンと怪獣の着ぐるみショ…

【ショートエッセイ】似つかわしくない場所で咲く花

毎朝同じ駅の同じホームの同じ乗車位置で電車を待つ。 電車がやって来る束の間に、線路際にあ…

【ショートエッセイ】ラーメンと鍵っ子とトラウマ

ぼくの周りにラーメン好きな人が多い。 そう言うぼくも子供の頃からラーメンが大好きだ。 なぜ好きかと聞かれても理由はわからない。 ぼくが子供の頃、お袋はぼくがラーメンが好きなことを知っていた。 近所の中華料理屋さんに行った時に、小さなぼくがラーメンを食べて破顔してたらしい。 両親は共働きで休みの日も一人で過ごすことが多かった。 小学生の夏休みは長く、毎日一人だった。 朝、仕事に行く前にお袋は、毎日のようにテーブルの上に200円を置いていってくれた。 昼ごはんに近所の中華料理