【英語学習】サポートセンテンスの書き方 その4(まとめる編)
はじめに
サポートセンテンスの書き方では、その1にて概要を説明し、その2とその3で具体例を出しながら、サポートセンテンスを書く方法を説明しました。
今回は、その2で書いたサポートセンテンスをパラグラフになるようにまとめていきます。
サポートセンテンス(理由編)の構成
その2の「理由編」で書いたパラグラフの構成は以下のようになりました。
トピックセンテンス:
Children should stop using their smartphones because of two reasons.
↓ 具体的に
サポートセンテンス:スマホをやめるべき理由1
Using smartphones is bad for children’s health.
↓ より具体的に
If children see their smartphones for a long time, they can get bad eyesight.
サポートセンテンス:スマホをやめるべき理由2
Using smartphones is bad for children’s learning.
↓より具体的に
If smartphones ring while children are learning, it can distract their attention from what they are doing.
上の構成にある文を並べると以下のようになります。
一見すると、各文は正しいので、英語のライティングとして良さそうに見えます。しかしながら、これは文を並べただけであって、英語のパラグラフとしてはいまひとつといえます。
文を並べただけから、読み手にとってわかりやすいもの、まとまりがあるものにしていきます。ここでは、読み手にとってわかりやすくするために、つなぎ言葉を使います。また、まとまりのあるパラグラフとするために、代名詞を使います。
つなぎ言葉を使う
つなぎ言葉とは、読み手にわかりやすいように書く、信号(合図)のことです。例えば、上の構成例では理由を2つ挙げていますので、以下のようにつなぎ言葉を追加すると読みやすくなります。
ここでは、1つ目の理由の前にFirstというつなぎ言葉、2つ目の理由の前にSecondというつなぎ言葉を置くことで、読み手に今から読む文が理由であること、そして理由が2つあることをわかりやすくしています。
代名詞を使う
代名詞を使うことで、パラグラフ内にまとまりを出すことが出来ます。また、読み手も代名詞があることで、文と文のつながりがわかりやすく読みやすくなります。
Tom is a soccer player. Tom plays soccer very well.
Tom is a soccer player. He plays soccer very well.
上の1と2を比較してみましょう。代名詞を用いた2の方が、2文のつながり(まとまり)がしっかりとしていると感じませんか?そして、つながりがある分、読みやすくありませんか?
このように、代名詞にはまとまりを生む役割があります。これを使い、ただ文を並べただけから、まとまりのあるパラグラフにしていきます。
サポートセンテンスの構成を作る段階でいくつか代名詞をすでに使用していますが、パラグラフとした場合に、代名詞を追加できるところを見ていきます。
ここでは、childrenをtheyという代名詞に置き換えました。このようにすることで、理由1とその次の具体例、理由2とその次の具体例のつながりが明確になります。
また、理由1と理由2のつながりを明確にするために、代名詞を使います。
ここでは、理由2のusing smartphonesを代名詞itに置き換えました。このようにすることで、理由1と理由2のつながりが明確になります。
まとめ
サポートセンテンスの構成ができたら、つなぎ言葉や代名詞を使って、読み手にわかりやすく、まとまりのあるパラグラフとなるようにしましょう。
つなぎ言葉は、読み手への信号
代名詞は、まとまりを作る
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