葵スミレ

高校生。小説家目指しています。宜しくお願いします。

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時空警察 【三話】

「よろしくおなしゃーっす!」 そう元気よく挨拶すれば、険しい顔を浮かべる男女が2名。 特に女の方は巫女服を着ていて、美人なのにジトーっと恨めしそうな顔で俺を見ていた。 男は俺をここへ連れてきた張本人の琥珀島だが、やっぱり今の挨拶はまずかったかと、俺はなんとも言えない表情をする。 「ヨ、ヨロシクオネガイシマス。」 カタコトながらに敬語で挨拶すれば、満足気な顔をする美人な女。 「よろしい。で、あなたが予言書に書かれていた赤倉三來?私は椎奈蒼音、階級はFランク。」 「

    • 時空警察 【二話】

      キャラクター/登場人物 赤倉三來《あかくらみくる》 男。主人公。元々は山に捨てられていた孤児の施設育ち。 どこか捻くれていて、けれども根はまっすぐでわかりやすい性格。 16歳の高校一年生。 超能力 赤色(せきしょく)使い  赤色のものを操り、変形させることが可能。 琥珀島黄惺《こはくじまおうせい》 男。準主人公。中性的な顔立ちをしている。 警察庁対異時空対策 東京本部捜査第1課対異次元生命体第2班班長。 Aランクレンジャーで、いわゆるエリート。 17歳で赤倉の一つ年上。

      • 時空警察 【一話】

        あらすじ。 ーーー2023年4月某日。高校1年生の赤倉三來(あかくらみくる)は、通っている長野県の山奥にある高校で奇妙な噂話を聞いた。 曰く、''山奥で友達と電話をしていると、稀に第三者が会話に入ってきて話していた友達が跡形もなく消える''というのだ。 なので高校での通話は教師でさえタブー視されていたのだが、クラスメイト数人が遊び半分で第三者の声を聞いてみたいと言い、それを止めようとした赤倉は通話を開始したクラスメイトのスマホから人ならざるモノの声が聞こえてきてーーー

      時空警察 【三話】