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いじめられて一人で泣いてばかりだった昔への私へ。

のんちゃん。

おはよう。今日もよくおきたね。えらいよ!頑張っているね。
今日も学校だろうけど一生懸命準備してカバン背負って走っていくんだよ。

私はあなたの15年後。私は、いじめられていた15年以上も前を思い出して今でも泣いてしまうくらい泣き虫は変わってないよ。そんな私でも今は胸を張って言える昔の私が頑張ってくれたから私は今、一人でも幸せだよ。

こんなことを言ってもきっとのんちゃんはまだわからないよね。そんな泣き虫ののんちゃんにどうしてもに、伝えておきたいんだ。

辛かったよね。のんちゃんは悪くない。ただ「家族に頼る方法」を知らないだけなんだよ。

 何のことを言っているかというと、いじめられていることだよ。私の小学校の思い出は全部その子のことしか思い出せないくらい結構大きいいじめだよね。それで沢山泣くと思う。人の目を気にして生活すると思う。だいぶ大きくなっても緊張しすぎてお漏らしすることもあるかもしれない。でものんちゃんが今思っている失敗は、ほんとうの失敗じゃないんだ。辛いかもしれないけどそれは今の私の生きるきっかけにもなってるんだよ。

 そこから逃げずに学校に行ってるのんちゃんは本当に偉いよ。ただのんちゃんは逃げる方法がわからないだけなのかもしれないけど。そう当たり前にしていることは本当はたくさん讃えられていいことなんだよ。

 一個だけのんちゃんもう少しだけ頑張ってほしいのは、お母さんやお父さんに全力で甘えに行っていいってことを知ってほしいってことだよ。どんなに大きくなっても、どんなに忙しく見えても。

うしろから抱きつくだけいいんだ」
 でも難しくてできないよね。すごくわかるよ。でももし少しでもその機会があるなら、すこしの時間だけでいいからやってみてほしい。後ろからだと涙が出てもばれないし、のんちゃんには見えないかもしれないけど、たくさんパワーがたくさん増える大事なことなんだ。

 そんなある日、のんちゃんは真ん中のお姉ちゃんと喧嘩をするよ。いつもはすごくいいお姉ちゃん。どこまででも追いかけたいって思うそんなお姉ちゃんだよね。今はその喧嘩の理由が思い出せないのだけれど、お姉ちゃんに対して激怒するんだ。いつもは怒らないのんちゃんがお姉ちゃんとすごい大げんかをすると思うんだ。でも結局は言葉で負けちゃう。そして感情が抑えられないのんちゃんはお姉ちゃんを水色の缶の筆箱で殴っちゃうんだ。人を傷つけることは本当によくないってすぐ反省するんだけど、のんちゃんは怒られまくるよね。そのあと、ちゃんとおねえちゃんとハグして仲直りする。ちゃんと、抱きつくことができただけで十分なんだよ。本当にのんちゃんすごいよ。えらい。
 のんちゃんはみんなに分からないように自分で体を罰するようになるんだ。でも、起きてしまったことはしょうがない。だから反省したら、よい方向に行動すればいいんだよ。そもそもその時は、のんちゃんは感情の表し方をどう言葉にすればいいか勉強してないだけだから、そんなずっと自分を責めることはないよ。15年後でもおねえちゃんとすごい仲良しだよ。毎週電話しちゃうくらいだよ

「きれいな子になりたい。」って憧れるのはわかるけど、その子みたいには一生なれないんだよ。

 自分の顔は変えられないんだ。やっぱり、人間の本能なのかな。私をいじめた子は運動もできるとってもかわいい子だったよね。残念ながら、その人の中身より外見がいい人のほうが社会の中で有利なんだよ。それは小さいときも大人になっても一緒。将来、化粧をしたからってある程度の基礎の顔はかわらないんだよ。だからこそ、今の自分が持っている自分のことを認めなければいけないんだ。

 クラスの男の子から「ブス」って言われることもあると思う。それも結構ひどいぐらい言われるよ。のんちゃんはすごく傷ついて教室で動けなくなって泣いてしまうと思うんだ。でもね、それは、彼の基準で人を判断してるってことなんだ。だから真にうけなくていい。その彼はぶっちゃけかっこよくないよね(笑)でもきっと優しいのんちゃんはそのまま彼の言葉を受け止めようとするんだよね。だから、そういうときは泣いて時間を過ごすしかないんだ。

 本当は、のんちゃんが密かに思っているT君のほうが1000倍もかっこいいと思うよ!だからのんちゃんはのんちゃんのものさしで言葉を判断できるようになれるといいよね。私はのんちゃんが大好きだしすごくきれいだと思っているよ。あともう少し大きくなったらモテるから安心してね(笑)

 きっと、今ののんちゃんには私が言ってること理解することはすごく難しいことなんだと思う。だけど、この手紙を閉じずに読んでほしい。現実受け止めるのは泣き虫のんちゃんの成長の大きな手助けになるんだ。

運動が苦手なの知ってる。学校のみんなはガリ勉だってへんな目で見てくるけど、そのままで素敵なんだ。すごい人なんだよ。

 短距離走がなんであんなにおそかったんだろう。笑っちゃうくらい遅いよね。運動会の徒競走が本当に嫌だったよね。お父さんが優しいから毎回大きなカメラを持ってきてくれるの。のんちゃんはそのお父さんから見える自分がいかに楽しく見えるかばかり考えてたよね。だから絶対運動会は泣かなかったの偉いよ。

 小学校のとき、ガリ勉は気持ち悪いみたいな感じで見られてたよね。なんでだろう。進学校にいければよかったのかな地元の結構治安が悪い学校に通ってたからかな。でも、友だちがいないその時間を潰すために勉強ばかりしてたよね。そして勉強を少ししてれば、時々「勤勉だね。えらいね。」って褒められる。そんな褒められるのがのんちゃんの承認欲求ってやつを満たしているんだ。そのままでいい。本当に。大学生になるとその時良かったなってたくさん思うよ。いまののんちゃんには信じられないかもしれないけど、勉強を必死にしてる人のほうが大人の社会では讃えられたり、尊敬される存在になるんだ。今はそういう場所にたどりついてないだけ、勉強という冒険に出た人にだけ、見える広くて楽しい世界があるんだ。でもそれに行くにはもうすこし頑張り続けなければいけない。今、のんちゃんは十分頑張ってる。そのままでいいんだ。

あと、おじいちゃんとおばあちゃんはしっかり褒めてくれるよね。本当にだいすきなおじいちゃんとおばあちゃん。
のんちゃんは鍵っ子だから、おじいちゃんの家によく鍵をかりにいくよね。

「おじいちゃん、鍵貸して~!」っていうのが日課だよね。それも全力で叫ぶよね。だっておじいちゃん気が付いてくれないんだもん。
 のんちゃんはおじいちゃん本当は鍵の心配しかしてないって思うけどそれは違うんだ。おじいちゃんはのんちゃんの声をすごく聞くのを楽しみにしているよ。おじいちゃんは大人の事情でお家からあまり出ることはなけど、だからこそおじいちゃんとかかわることを避けがちだけど、できるだけそうしないでほしい。おじいちゃんの愛をちゃんと真剣に受け取ってほしい。おじいちゃんって本当にすごい人なんだ。偉大でかっこいい人なんだよ。それにのんちゃんのことをすごく応援してくれるのんちゃんの味方になってくれる人なんだ。のんちゃんが好きなことして遊んでくられるのは本当はおじいちゃんが家族に言ってくれてたからなんだ。

「のんちゃんはがんばっとるけん、やらしてあげんさい。」って。

だから、のんちゃんに気が付いてほしい。のんちゃんは一人じゃない。みんなに愛されてるんだよ。

「自分が自分でよかった。」と、やっと言えるようになる時が来たよ。

まだのんちゃんに伝えておきたいことはたくさんある。でもきっと、のんちゃんに今私が伝える必要はないのかもしれない。だってのんちゃんはもうすでにみんなに愛されてる。自分のこともしっかり愛せてるとおもうんだ。

今はのんちゃんは自分のことが嫌いなんだよね。他の人になれたらいいのにって寝る前に毎回神様に願っているよね。でも、もう少し冒険したら気が付くんだ。のんちゃんはのんちゃんのままですごく素敵な人間なんだってことを。もう少し時間はかかるかもしれないけど。

 みんなとは違う経験をこれからも結構派手にしていくと思う。だけど、それがのんちゃんなんだ。のんちゃんはかわいそうな子でもない。不必要な存在じゃない。のんちゃんはいつも羨ましいと思われる大事な存在なんだ。

 結局、のんちゃんが想像していた人にはまだなれてはないのかもしれない。今、生きることができて本当に幸せだよ。のんちゃんがつらい何年間を過ごしてくれたからこそ、いろいろ成長させてくれたよ。

 のんちゃんのおかげでいろんな壁にぶつかることができたんだ。うまくいかないことばかりだったけど、その分のんちゃんはその壁を必死に乗り越えようとしてくれたおかげで今は自分の力で生きる強さを備え付けることができたんだ。

 そして、最後に、のんちゃんに言いたい。ありがとう。私はのんちゃんのことを愛してるよ。のんちゃんが毎日必死だったからこそ、今の私がこうやって幸せを感じていると思うんだ。のんちのんちゃんの涙のおかげで私は今を楽しめている。本当にありがとう。のんちゃん。

私はいつも必ずのんちゃんのの味方でいるよ。ずっと応援してます。

のんより

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