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「ナースの卯月に視えるもの」書籍関連記事

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「ナースの卯月に視えるもの」書籍化に関連した記事を集めます。
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ナースが起こす小さな奇跡に、涙が止まらない感動の一冊!創作大賞2023の受賞者・元看護師の秋谷りんこさんが小説家デビュー

ナースが起こす小さな奇跡に、涙が止まらない感動の一冊!創作大賞2023の受賞者・元看護師の秋谷りんこさんが小説家デビュー

応募総数33,981件の日本最大級の創作コンテスト「創作大賞2023」で別冊文藝春秋賞を受賞した、秋谷りんこさんの小説が書籍化。受賞作品を改稿し、『ナースの卯月に視えるもの』として、文春文庫より5月8日(水)に発売されます。

長期療養型の病棟で働く看護師・卯月咲笑(うづき さえ)は、ある日、意識不明の男性のそばに現れた見知らぬ女の子と出会います。それは卯月だけに視える、患者の「思い残し」だったー

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5月第1・2週の「本の話」 おすすめ3選!

5月第1・2週の「本の話」 おすすめ3選!

4月25日(木)から5月8日(水)に、本の話で公開された記事の中から、注目の記事をピックアップ!

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★『俺たちの箱根駅伝』刊行記念インタビュー!いよいよ発売となった池井戸潤さんの最新作『俺たちの箱根駅伝』。『週刊文春』連載時から話題沸騰の重厚な作品を、池井戸さん史上初となる単行本上下巻組で展開します。発売即重版で、はやくも20万部突破のベストセラーとなっています。
発売を記念して、池

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死と向き合い続けた日々の記憶を辿って――『ナースの卯月に視えるもの』ができるまで|秋谷りんこ

死と向き合い続けた日々の記憶を辿って――『ナースの卯月に視えるもの』ができるまで|秋谷りんこ

 私は、二十代から三十代にかけて十三年ほど看護師として働いていました。初めて患者さんの死と向き合ったのは、看護学生のときです。看護学部では座学のほかに病院実習があり、学生は一人ずつ患者さんを担当し、日々関わりながら学びを深めます。
 ある日病院に行くと、実習担当の看護師さんが私たち学生を集めました。
「つらいことをお知らせするけど……〇〇さんが昨日の夜に急変して、亡くなりました」    
それは私

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エッセイ公開しています!「死と向き合い続けた日々の記憶を辿って――『ナースの卯月に視えるもの』ができるまで」

エッセイ公開しています!「死と向き合い続けた日々の記憶を辿って――『ナースの卯月に視えるもの』ができるまで」

5月8日、拙著『ナースの卯月に視えるもの』発売となりました!
ご購入いただいた方々ありがとうございます!

別冊文藝春秋さんのページでエッセイが公開されています。
私が看護師としてどんな気持ちで働いていたのか、それをどうして小説に書こうと思ったのか……
お読みいただけると嬉しいです!

こちら↓↓↓

よろしくお願いします!
#ナースの卯月に視えるもの

ポッドキャスト公開されました!

ポッドキャスト公開されました!

【本の話🎙ポッドキャスト】
【著者が語る】創作大賞2023 別冊文藝春秋賞受賞作『ナースの卯月に視えるもの』が文春文庫より発売!

公開されました!

先月都内へお出かけしたお仕事のひとつは、ポッドキャストの収録でした✨

編集者さんと一生懸命に『ナースの卯月に視えるもの』にこめた思いなど話しています!ぜひご視聴いただけると嬉しいです!

よろしくお願いします✨

“ナースが起こす小さな奇跡に、涙が止まらない感動の一冊!”noteさんからプレスリリースが出ました!

“ナースが起こす小さな奇跡に、涙が止まらない感動の一冊!”noteさんからプレスリリースが出ました!

noteさんの公式プレスリリース出ました!著者コメント、編集者コメントも載っておりますので、お読みいただけると嬉しいです!

よろしくお願いします!!

「ナースの卯月に視えるもの」本日発売です!

「ナースの卯月に視えるもの」本日発売です!

 本日、拙著「ナースの卯月に視えるもの」が発売となります。私の、初めての商業出版小説です!!

 

 趣味で小説を書いていた私がプロとして商業出版をするまでの道のりは、けっして楽ではありませんでした。荒涼とした山道を一人で登るようなものだと思いました。しかし振り返ってみると、私の体には太くて丈夫な命綱がついていました……

📚📚📚

 創作大賞2023で別冊文藝春秋賞を受賞した、と知らせを

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『ナースの卯月に視えるもの』いよいよ明日発売!

『ナースの卯月に視えるもの』いよいよ明日発売!

昨日は、noteイベントに来てくださった方々、YouTubeやスペースで配信を視聴してくださった方々、ありがとうございました!

創作について、私なりに一生懸命話したつもりです。新川帆立さんが本当にとても役に立つこと、作家として生きていくうえで大切なことをたくさん話してくださいました。アーカイブ残っておりますので、よければご視聴ください!

↓↓↓こちら↓↓↓

拙著、『ナースの卯月に視えるもの』

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noteイベント登壇!本日、16時からYouTube&Twitterスペース生配信です!

noteイベント登壇!本日、16時からYouTube&Twitterスペース生配信です!

本日、11時から行われるオフライン創作会の中で、16時〜17時15分くらいまで、noteさんの主催で創作大賞2024に向けたイベントに登壇します!

【創作大賞の応募作を書こう!新川帆立×秋谷りんこによる「デビューの軌跡と作家のキャリア」】というイベントです!

新川帆立さんとの対談で、おもに2023年受賞作についての話と書籍化にいたるまでの話、新川先生の新刊のお話、作家としての今後のキャリア相談

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5/8発売決定!『ナースの卯月に視えるもの』第一話全文無料公開!

5/8発売決定!『ナースの卯月に視えるもの』第一話全文無料公開!

1 深い眠りについたとしても

 夜の長期療養型病棟は、静かだ。四十床あるこの病棟は、ほとんどいつも満床だというのに。深夜二時、私は見回りをするためにナースステーションを出て、白衣の上に羽織ったカーディガンの前を合わせる。東京の桜が満開になったとニュースで見たけれど、廊下はまだひんやりしている。一緒に夜勤に入っている先輩の透子さんは休憩に行った。
 足音に気を付けながら個室の冷たいドアハンドルに触

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「看護の希望に光を当てたい」――『ナースの卯月に視えるもの』刊行記念エッセイ|秋谷りんこ

「看護の希望に光を当てたい」――『ナースの卯月に視えるもの』刊行記念エッセイ|秋谷りんこ

 看護師をしていた時、患者さんとのコミュニケーションはとても大切なケアの一つだった。声かけ、傾聴、共感。どの医療従事者よりも患者さんと過ごす時間の長い仕事だからこそ、看護師の言葉は、患者さんへの影響が大きい。患者さんから「秋谷さんに励ましてもらったので治療も頑張れた」「『なんでも言ってくださいね』という一言で心が軽くなった」などと言っていただいた時は、自分の伝えたいことがまっすぐ伝わった気がして嬉

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