キャラクターコラボのやつって聞いてたリンゴジュースが普通にめちゃくちゃ美味かったらどうします?

爆発しちゃいますよね本当

ごきげんよう、我こそが吸血鬼と人間のハイブリッドレディ 九条林檎だ
普段はバーチャルタレントとして活動している

さてバーチャルタレントとは活動者でありながらIP(知的財産)だ
つまり九条林檎アロマとか九条林檎アウターとかキャラクターコラボグッズみたいなものを出させて頂くことがたまにある

みなさまのイメージがどうかわからないがこういう時の、特に食品系のキャラクターコラボモノ、取り立てて美味しいイメージはあんまりないのではなかろうか
いや最近の日本酒やそばなんかのVtuberコラボ食品はちゃんと美味いのがぽんぽか出てきてはいるが、その裏でやはり「キャラクター第一、食品はおまけ」みたいな商品があることも事実だ
なんだか湿気ていたり、ねちねちしていたり、何かが口の中で分離したりした苦い、いや不味い思い出が呼び起こされる

大抵コラボ食品はIP代が乗っかってくるので、普通の食品より割高なのもあってそういう時は100%推しに支払った心持ちになって終わる

では九条林檎さんのはどうなんですかといえば、我の初めての食品コラボは昨年に遡る
ANIERAさんというアニメ関連のリユースをやっていらっしゃるところから縁あって信州安曇野産100%リンゴジュースを、「紅館」という立派な名前まで付けて出させてもらった

これが本当爆発するくらい美味いのである

我の知ってるリンゴジュースというのは「酸味があって甘みがあってさっぱりして美味い!」というやつだったのだが
紅館はもう土俵からして違う
原料となるリンゴの収穫された年によっても違うとは思うのだが少なくとも紅館2022年は、華やかかつふくよかなリンゴの香りが瓶を開けると同時に鼻腔へ直撃してきてもう飲んだ気持ちになる
何ならばして一瞬にして飲み終わった?と勘違いするくらい香りの情報量がすごい
冷やしていると多少抑えられる分常温の香りのヤバさは比でない

そして肝心の味
酸味はあるのだろうがほとんど感じない、本当に風味程度だ
紅館の主戦場は間違いなく甘み
口に入れて即味蕾から伝わってくる透き通るような、透明感のある甘みから味わっている内に体温で温まり、芳醇な、深みある甘みに変わって、
飲み込んだ頃にはさっぱりと上品な香味が心地よく口内に残ったのち、後を引かずに消えていく

こんなにバラエティに富んだ甘みは生まれて初めて経験したので、あまりの情報量にサンプルをいただいて初めて飲んだ時は脳が焼き切れて爆発するかと思った

アクリルキーホルダーが付いてくるとあってこれも税込1,980円とコラボ商品らしくリンゴジュースにしてはなかなかな値段がするのだが、この味であれば素でこの値段でも納得の高級品である
アクリルキーホルダー代は一体どこに消えたのかと言わんばかりの美味さを醸しまき散らかしている

ご購入いただいたファンの皆々様の中にも何本か買ってお祝いの時に開けたりした方がいたそうで(複数ついてきてしまったキーホルダーはむしろどうしたのだろうか)、はたまた贈答品にした方もいたそうだ(九条林檎のラベルを一体どう説明したのだろうか)

ここまで美味さを説明されたらもう、一口味わいたくなってきてしまうだろう
残念ながら紅館は当時1日でweb販売分の爆速完売を記録し、長野県は松本パルコの店頭分もその後完売したので手に入れていただくことはできない

だがしかし4年間商業ゴリゴリのバーチャルタレントをやってきた我に隙はない
なんと2023年紅館が2023年3月17日(金)10時より販売開始するのである


我はこれより美味いリンゴジュースを本当に知らん
爆速完売の甲斐あって若干前回よりも在庫増えているのでどうか、どうか一度この美味いリンゴジュースを味わってくれたら幸いだ