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自己紹介と最近考えていること

ここまでゆるく記事を書きながらも、私が何者かというのを書き忘れていたので、まず自己紹介を。

・30代中盤フルタイム会社員
・約10年前に東京都港区に移り住み、今に至る。
・計4年の不妊治療を経験、体外授精で妊娠。
・同じく会社員の夫と、未就学児2名(4歳と2歳)を育児中。
・義家族、実家ともに地方遠方。サポートは基本なし。
・家事が苦手。特に料理。わりきって手を抜く(料理代行または夫が調理)ことを決断し、これによりほとんどの家事がうまく周るようになった。

最初の記事に書いた通り、私は生まれてから就職までは西日本で過ごした。
当時私の父はブルーカラーの仕事で母は専業主婦。

淡々と過ごしていたけれども兄弟もいて、決して裕福ではなかった。大学は自宅から遠かったけれど下宿できるほどの余裕はなかったので、奨学金を借りて3時間かけて毎日通った。

留学に幼い頃から憧れがあり、ただ欧米圏は家計的に難しいのでアルバイトの貯金で賄えるアジア圏に留学した。
反面、大学時代の周りの友人は当時欧米に私費留学する子が多く、そんな家庭が羨ましかった。

今から思えば、当時の家庭環境は今の仕事に対するハングリー精神の源泉というか、都度都度の辛い時を克服するときの原動力になっていると思う。

大学卒業後は、とある企業に入社し、配属先は人口数十万人の地方都市に。

周りはどんどん結婚していく中、私は彼氏もおらず結婚はできないものと思っていた。ただ、本当にとある縁で同年代の夫とと出会い結婚。

その後、子供が欲しいと思った頃にはなかなか授からず、不妊治療を4,5年ぐらいかけ、体外受精で1人目の子を授かった。
私にとって結婚はハッピーなイベントとて心に残っているが、思いの外長引く不妊治療に悩んだ。

2人目も体外授精で授かったし、この経験を通じて、「子宝」というのは努力でどうにもなるものではないということも痛感した。

出産したらしたで、その後は寝たくても決して眠れない日々と向き合い、そんな体力でも待機児童回避のために夫婦で多様な保育園見学に出向き、ポイントを稼ぐための戦略を練り…

もはや闘いだった。

職場復帰をしたと思ったら、あともうちょっとというところでストッパーがかかる。本来キャリアを積みたい時に定時でしかあがれない。でも愛する我が子と過ごせる時期は限られている。いつも葛藤。葛藤。葛藤。

そんな自分に嫌気がさすことが多かったが、ある時、とても自分にとってショッキングな出来事が起こり、これでは私は勿論、家族が一生笑顔で過ごすことができないと思い直し、ある種割り切りというか、できないことできないと上手く諦め癖をつけるようマインドセットした。苦手なことを無理しない、むしろ外注するということである。

それでも平日はなかなか時間が取れないが、とにかく気持ちがすごく楽になった。

今は、この街で、ベビーシッター補助や児童館、家事代行、区民保養所への旅行その他の支援や福祉を受けつつも、週末の家族時間を楽しむ工夫を試行錯誤している。

少子化というが、もし将来子供を産むことに躊躇している方がいたり、そもそも結婚や子育てに向いてるのかとか、不安を抱える夫婦がいたらぜひ夫婦で力を合わせて育児することの楽しさや、力を抜くことを意識するといいと思う。そのためには、自分が信頼できるサービスをとことん比較して、やってみて、どんどん利用したらいいと思う。月並みだけど。

もちろんそんなサービスにはお金がかかるけれど、ある意味で一時的な瞬間風速。こどもはいずれ育っていく。自分も機嫌良く、夫も機嫌良く、こどもたちも機嫌良く、そしてみんなが健やかにご機嫌に周る仕組みを最優先に考えていけば良いと思う。

きっと個々の家庭ならではのベストスタイルがあるはず。

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