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私の5年後はどうなっているだろう

【文字数:約800文字】

 現在のバイクにかけてある自動車損害賠償責任保険、つまり自賠責の満期が近い。

 乗り始めのときは店で手続きをしており、更新時期を知らせる案内ハガキにも購入した店が印刷されている。

 とはいえ、ちょっと距離がある上に普段からメンテナンスを頼んでいるわけでもないため、わざわざ更新のためだけに行くのはメンドウだ。

 そういえばコンビニで自賠責は入れたよなと思い出し、調べてみると事前に車台番号などを入力しておけば受取だけで済むらしい。

 実際にやってみると更新ハガキなどを確認することもなく、保険料を支払って証明書を印刷すれば終わりだった。

 契約期間は最長5年で長いほど安くなり、乗り換えても同じ排気量のなら引き継げるので5年を選択。

 ただ、5年の間に自分がどうなっているのか分からない。

 バイクの不調で乗り換えているかもしれないし、あるいは体が不調でバイクを降りる、または違う排気量にする未来もある。

 前のときも「とりあえず5年」と深く考えずに決め、その間にコロナ禍があって世界の見え方も変わった。

 将来的にガソリン車がなくなる予定なのは変わらないけれど、世界情勢も踏まえて「〇〇年までに全廃」の目標が延長されるとは思わなかった。

 5年後には自動運転が広がっていると予想しつつ、それ以前に地球が温暖化または寒冷化すると言われているので、はたして住める状態なのかも微妙だ。


 将来を見越して動くのが賢い生き方とされる。

 それでもコロナ禍を予測できた人はいるのだろうか。

 すくなくとも私は契約の際、維持費のためにも働かにゃ、と思っていたのが冷や水を浴びせられた感じだ。

 この期間に生き方を変えた人もいるだろうし、家族の形が変わった人もいたと聞いている。

 将来のことは何も分からない。

 そんな風に考えるのを放棄したくもなるけれど、もっとも近い未来である明日は今日の続きなのだから、1日を大切にしていくのが近道なのだろう。

なかまに なりたそうに こちらをみている! なかまにしますか?