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詩 Shika 歌

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詩に短歌その他をまとめたもの。気まぐれに追加されます。
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記事一覧

昼の夜空にロケットが打ち上がる 《詩》

朝からの雨が止んで 午後の試合をするか審議中 ベンチから出て見回せば ぬれたアスファルト…

りんどん
1か月前
9

わたり蝉 《詩》

長月 菊月 色取月 英語にすればSeptemberの9月になった 昼は暑くとも朝晩は涼しい まるで…

りんどん
1か月前
16

Title:氷と旅人

溶けていく透明な氷
彼らは泳ぐ
ここが旅の終わりでも

色のないサイダーの海が
青緑に染まるのは
グラスの世界に生まれたから

泡とのダンスで
カラン カララン
楽しそうに歌ってる

やがてまた彼らは旅に出る
記憶と心の大空を
世界を染めるその日まで

りんどん
2か月前
11

なつだよ なつだよ 《詩》

なつだよ なつだよ はだをやく ひかりのおんど  あめをかいで みどりのかおり もりがひ…

りんどん
3か月前
18

またたくあいまにevery night
遠足気分で歩かない?
まばらな街灯 だれかの感動
それでも夜明けに逆らえない

どうしてどうして夜は明け
どこでもどこでも朝ぼらけ

morningもういい眠りましょう
起きたら夢も醒めるでしょう
showerを浴びたらlast show

りんどん
4か月前
6

そらとだいちの まじるところ
みどりのふねに うかぶしずく

だれにおそわる わけでもなく
まあるくまるく くつろぐよう
われることなき しゃぼんだま

みつめていると すいこまれる
あめをとかした ほうせきたち
せかいのいろを やどしたしろ
もしくはひとに みえないくろ

りんどん
5か月前
6

のらいぬ 《詩》

日常の違和感に爪をたて まるで人のように吠えて騒ぐ 噛みつき飲みこみ気炎を上げる 命を懸けて大地を駆けた日々は遠く 繰り返す毎日と変わらない talk 得々に踊らされ比べられる悪徳 いまはもう研いだ爪と牙は折れて 夕暮れの向こう側に未来を見る 食う寝るばかりの今日には飽きている 繰り返す季節は夏へと戻り 早起きの朝日が肌を焼く 過去に置いてきた日々のように 名前のない首輪を拒んだまま あてどなく彷徨う野良犬 ここにいない飼い主を探す in noon 賢い忠犬でもなけ

青空のちぎり絵には
すこしの緑を添える

あなたの街のどこか
記憶にはない草原で

いつか会うときには
この時間をもう一度
#詩 #ネモフィラ
※ 過去作に加筆

りんどん
5か月前
9

あまり気分はすぐれないが朝は来る
また今日も繰り返すのならサイクル
変わることなきこの日常に喝采する

隠された心情 軽く矮小
庇っているのは大人の事情

ナゾすぎるマイルールを内面化
それが意味ない分かってんのか

棚に上げてるマイ論理の正しさ
そして生まれるロンリー男子さ

りんどん
6か月前
9

ほしぼし きらきら
かいがい はらはら
せんぜん めらめら
ひえびえ ちらちら

ひとびと わらわら
こりごり あらあら
さんざん いらいら
きんぎん きらきら

重ね言葉と濁音+「◯ら◯ら」

りんどん
6か月前
7

きみが旅立つ春のこと
ふたり並んで話したね
進学就職もしくは転居

今の季節が特別なのは
いないはずのきみの姿
また探してしまうから

※過去作より転載

りんどん
6か月前
9

ひかりのみち 《詩》

あめのひにだけ あらわれる ひかりのみちが あるらしい みえないはずの あしおとが あめ…

りんどん
7か月前
12

芽吹き待つ いつかここから 夢をみる

冷たき雨水 授ける宝

雨水 うすい
二十四節気の一つ 太陽暦2/19あたり頃

りんどん
8か月前
13

これは昨日のツーリングで立ち寄ったときに出会ったネコ おひさまの特等席で丸くなる ねこ前にして だれも動けず