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勉強してるのにプログラミング習得できない人へ

先日、この記事を公開した。

人間の忘れるという特性について解説し、その特性を踏まえたうえでどのような勉強法で新しいスキルを学ぶべきかを解説した記事だ。

この記事では勉強法全般について解説したため、本記事ではエンジニア向けに具体的な勉強法について解説しようと思う。

プログラミング学習に時間を使っているにもかかわらず、技術力が向上しない人や希望している就職先に就職できない人のヒントになると嬉しい。

長期記憶に結びつけるためのプログラミング学習

おさらいになるが、長期記憶に結びつけるためには、

  • 繰り返す

  • 思い出す

  • 印象に残す

ということが重要だ。

この3つに当てはまらない学習をしていると、勉強しているにもかかわらず一向にプログラミングができるようにならない。

間違った勉強法

技術書やUdemyなどの技術動画を毎日4,5時間勉強しているにも関わらず、なかなかエンジニアとして就職ができない未経験エンジニアは多い。

このような状況に陥ると毎日必死に勉強しているのに就職できるスキルに到達しないので、非常に辛い日々を過ごすことになる。

おそらく、この勉強法を継続し続けても結果は変わらないだろう。

技術書や技術動画を読み(観)ながら、写経のようにプログラミングを書いても、ただタイピングが速くなるだけで学んだ内容は記憶に残らない。

なぜなら、読んで写すだけの勉強になるため、勉強ではなく、ただの作業になってしまうからだ。

さらに悪いことに、毎日勉強しているにも関わらず成果が出ないという現実(焦り)から勉強範囲を広げてしまい、せっかく勉強した内容が長期記憶に結びつくほど繰り返すこともない。

その結果、勉強しているのにスキルが上がらないという悪い循環に入ってしまう。

おすすめの勉強法

それでは、長期記憶に結びつけるためのおすすめ勉強法を紹介する

薄めのチュートリアル形式の技術書を1冊だけやる

勉強教材は薄めのチュートリアル形式の技術書がおすすめだ。

動画授業はおすすめしない。(後ほど解説するステップで復習がしづらくなるからだ)

技術書の指示通りにソースコードを書いていったら、簡単なWebアプリケーションが一つできた!みたいなチュートリアル形式の技術書を選んでほしい。

2,3冊学んでもいいが、中途半端になるぐらいなら1冊だけで十分だと思っている。(絶対に大量の技術書を学ばないようにしてほしい)

実際にアプリケーションを作る

薄めの技術書を学んだら、その技術書で学んだ技術を使って実際に個人開発してみる。

基本的な技術は技術書で解説されているから問題なく作れるはずだ。

自分の作りたいアプリケーションを作りながら、何度も技術書を見返して復習してほしい。

この時、多くの未経験エンジニアが犯す誤りが、再度その技術書をやり直してしまうことだ。技術書をやり直すのではなく、実際にオリジナルアプリケーションを作りながら、辞書のように技術書を利用してほしい。

同じ技術書を何度もやり直すと勉強が作業に変わってしまい勉強効果が薄れてしまう。

  • 同じ技術を個人アプリケーションで実際に使うことで復習する

  • 技術書で学んだことを思い出しながら作る

ことで、学んだ技術が長期記憶に結びつく

仕事としてアプリケーションを作る

個人アプリの作成が完了したら、仕事としてアプリケーションを作ってみよう。

自分で仕事を作り出してもいいし、クラウドワークスなどのクラウドソーシングで仕事に応募してもいい。(個人的にクラウドソーシングはおすすめしていないが、勉強のためにはいいと思っている)

実際に金銭が発生する状況でプログラミングをすることで、すべての作業に緊張感がつきまとい、長期記憶につながりやすくなる。

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