『エンジニアリングマネージャーのしごと』を読んで:私のビジョン
こんにちは、けんにぃです。
書籍『エンジニアリングマネージャーのしごと』を読み終わりました。この本の最後に将来のビジョンをまとめようという話が書かれていたので、その説明に従って私のビジョンをまとめてみました。
10年のビジョン
私は10年以内に正社員以外の稼ぎ方を経験したいと思っています。その稼ぎ方とはフリーランスと投資家です。そう思うようになったのはクワドラントを知ったからです。
クワドラント
稼ぎ方には次の4種類があります。
労働者
自営業者
投資家
ビジネスオーナー
この4種類をクワドラントといいます。ほとんどの人は労働者として人生を全うするため、クワドラントを乗り換える人生を歩む人はほとんどいません。しかしクワドラントを乗り換えることは、転職よりもずっと大きな変化を経験することができます。
この大きな変化を経験してみたいというのが正社員以外の稼ぎ方をしてみたいと思った理由です。
なぜフリーランスを選んだのか
クワドラントを乗り換えようとしたときに、フリーランス(自営業者)が一番正社員の働き方に近くて経験しやすいと思ったからです。また身の回りのことを全部自分でやる仕事につくことで、多くの学びが得られそうだと思ったからです。
なぜ投資家を選んだのか
フリーランスは収入が不安定なため、ある程度経済的に自立できたほうが良いと思ったからです。またマネーリテラシーを向上させることで、経済の仕組みや新しい関心事に目を向けられると思ったからです。
直近いちばんの成果
2023年3月にエンジニアリングマネージャーに就任しました。開発をしないで純粋なピープルマネージメントに徹するのはこれが初めてです。
初めは開発をしないと退屈になるんじゃないかと思っていましたが、実際はそんなことはありませんでした。むしろコーチングやメンタリングの面で人の成長をフォローしたことで、会社からは高い評価を得ることができたことにやりがいを感じました。
今の会社に転職する際の転職活動のときにもエンジニアリングマネージャーとして採用したいという声を各社からたくさんいただき、それが自信にも繋がりました。
いちばん心が躍ること
一緒に働く人たちが主体性を持ってチームワークをしているところを見たときが一番やりがいを感じます。
仕事を楽しく行うためには自分の苦手なことに真摯に向き合う必要があります。多くの人は苦手なことを克服しようと努力をしますが、克服しようと張り切るより、それが得意な人に任せてしまう方が気持ちが楽になります。また人を頼ることでチームワークをする意義が生まれると思っています。
苦手なことを克服しようと考えると、誰もが自立して一人で働けるような世界を目指すことになってしまいます。これはチームワークを必要悪とみなしているのと同じです。
苦手なことは克服するよりどうやってカバーするか、という考え方をしたほうがよいと思います。一緒に働くメンバーがそれを理解して働けるようになると自分も頼りにされますし、自分も周りを頼りにして働けるようになります。これを実現することが最も楽しい瞬間です。
未来でもマネージャーをやっているか
正社員を辞めなければやっていると思います。もしかするとVPoEとかやっているかも知れません。一緒に働くメンバーと楽しく仕事ができるならVPoEのような重責はそれほど苦には感じないです。
ただ正社員を続けているかは分かりません。フリーランスとして仕事をしているかも知れませんし、正社員を続けながら副業としてフリーランスをしているかも知れません。今の仕事は好きなので、好きでいる限りは正社員を続けている可能性が高いです。
不労所得が増えて経済的自立をしたら、収入で仕事を選ぶ必要がなくなるため、考え方が変わるかも知れません。掃除のバイトとか農業とか、全く違う世界で働いてみたいという気持ちも少しだけあります。
どんな公的資格を持っているか
資格は持っていません。今後取得する可能性があるとするとキャリアコンサルタントの資格です。エンジニアリングマネージャーに就任してからメンタリングやキャリアコーチの才能を高く評価され、もしかすると自分はキャリアコンサルタントに向いているのかも知れないと感じてきているからです。
資格を持たなくても自分が仕事で学んできたことはブログに書いていこうと思います。それが自分のポートフォリオになりますし、私に興味を持ってくれる人はきっと、資格よりも私の考えを知りたいと思っているはずだからです。
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