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人の性格は変えようとするものではない

トップ画像を見て、あなたはこれをどのように説明しますか?

  • コップに水が半分しか入っていない

  • コップに水が半分も入っている

どちらも同じ情景を説明したものですが、見え方は全く逆です。
人は目に映るものや感じたことを話すとき、無意識にバイアスを加えて説明してしまいます。

仕事における評価もこれと同じだと思っていて、上司はバイアスを加えて人を評価しています。

例えば仕事のアウトプットが早いけど雑な人に対して

  • ケアレスミスが多いね

  • フットワークが軽いよね

のように上司によって評価の仕方は変わってきます。
でも両者の評価は同じ行動を裏返しで見ているだけです。

人をどう評価するかは上司の価値観や信念で変わってくるため、人間性を絶対評価することはできず、それはあくまでも対人関係の中で見出されるのではないか、そんな風に感じています。

要するに、評価が低い場合は性格を変える努力をするよりも置かれた環境を変える努力をしたほうが良いということです。

自分は誰かが他人を悪く評価しているときでも

「へぇ、そうなんだ」

と真に受けることはなくて

「あなたはそういう価値観を大事にしているんですね」

と思うようにしています。

マネージメントというのはその人の人間性を変えるお仕事ではなく、その人に合った環境を作るお仕事なんじゃないかと思います。

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