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おともだち、ね。

以前山形の免許合宿で縁を得た子たちと、都内で再会してきた。

教習所で全くの同日入学は私を入れて2人。2日遅れでもう1人。
意外にもウマが合う3人で、全員関東圏に住んでいたこともあったから、合宿所を出る時にはすでに飲む約束をしていた。


彼らの大学生活のこと。
これまでの暮らしのこと。
普段考えていること。
これからやりたいと思っていること。

話は尽きなくて、18時集合からなんだかんだ終電ギリギリまで一緒にいた。

ちなみに2人とも私の8歳下。
もともと年齢は気にしない性質ではあったけど、これまでの交友関係を振り返ってみた中でも珍しく、また飲もうと思える歳下の友達なことに気が付いた。

免許なんて、意外と失効してみるもんである。



また別の日、高校時代のクラスメイトの結婚式である。

かつての仲良し7人組のうちの1人の式だったから、テーブルには他の6人。私はずっと連絡を取ってなかったからかれこれ10年ぶりくらい。

最初こそ「久しぶりー!」に準ずる会話はするのだけど、話せば話すほどどうも居心地が悪い。

職種柄か、子育ての話も仕事の話もたいてい対応できると思っていたのだけど。
どうもその日感じた違和感は、会わなかった年数のせいではなかった。

個人と所属する団体とを切り離して考えない、固定観念の塊のようなあるいは偏見のような。

そういう会話が未だなされているのを聞いて、そういえば10年前もこうした居心地の悪さを感じて私は離れたのではなかろうか、ということを思い出した。

良い悪いの話ではなく、単純に合う合わないの話。

悪い人ではないのだ、みんな。
ただ私が合わないだけだから。


居心地の良い方へ今後もご一緒させてもらおう、とぼんやり考えた、久しぶりのヒールとドレスを脱ぎ捨てる秋。



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