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はじめましてのまとめ

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僭越ながらというか生意気にもというか読んでいただけると嬉しい記事まとめです
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記事一覧

【part1】 どうも。27年遅く生まれた女です。

生意気にも「彼氏いるの?」と聞かれたその回答は「YES」なのだけど、「彼氏」と形容するにはちょっとくすぐったい。 だからしっくりくるという理由だけで私は、細川貂々さんのエッセイ「ツレがうつになりまして」から拝借して、彼を人に紹介するときは専ら「ツレ」という表現を使っている。 LGBTQ「G」? タイトルの通りツレは私よりも27歳年上な訳だが、世の中にある他のパートナーと何か違う部分があるかでいくと、そんなことは全くない。普通に食事や趣味を共に楽しみ、普通に行きたいところ

転職するつもりのなかった私が、Psychic VR Labの人事担当になった理由

10/1付けで、VRプラットフォーム「STYLY」を運営する「株式会社Psychic VR Lab」に人事担当者として入社させていただくことになりました。 エージェントも求人媒体も利用せずにこの会社に辿り着き、最初「なんとなく気になる」という状態から、選考が進むにつれて最終的に 「土下座してでも何でもいいからこの会社に入らせてもらいたい!!」 というテンションにまで志望度を変えていったのが私です。 いうて私の土下座に全く価値はありませんが、今日はその転職活動についての話を

ハイブランドを使い倒す女

本当に当たり前すぎて忘れてしまうのだけど、「モノ」に対する価値観も「大事」の定義も人それぞれだということを、母を見ているとすごく感じる時がある。  ◆◇◆ ケチャップにお茶、味噌汁に入っていた大根、そしてなぜか1m以上先のご飯つぶ。 2歳の甥っ子との食事(ならびに戦闘)は大体こんなもので、その日も「たくさん食べたね」と母は嬉しそうにテーブルを拭いていた。 だけどそのとき、私は目撃してしまったのだ。 見覚えのあるアルファベットの「H」を。 そしてそのまま、決して大げさで

梶裕貴さんに自分の文章を朗読してもらうという身に余るご褒美

以前告知させていただいた内容なのですが、8/21に声優の梶裕貴さんのラジオで、無事自分の文章が朗読されました。 (「無事」というのは、私はこういう類のものに関して運がとことんなかったもんだから「朗読は3番目みたいだし時間的にカットされる可能性高い」と思って正直期待しないでいた。めっちゃしっかり読んでくださってたゴメンナサイ) で、実際に聴いたらそりゃもう月並みな感想しか言えないけど、 もう、プロってすごいよね。 のひと言に尽きました。 自分のちんちくりんの文章が、梶

「have toはがし」をしたら脳内ひろゆきが大量発生した話

約半年前の私のnote記事にも書いた「思い込み」とか「have to」について、具体的に何をしていたのかの備忘録。 かつての私と同じように自分のこだわりに首を絞められている人に、ちょっとでも参考になったらいいな、と思う。 そもそもhave toとは「しなければならない」と勝手に思い込んで、全く柔軟ではない状態のこと。よく言えば「信念」。 これがあることで、自分のやりたいことやそれに対して最初の一歩を踏み出す妨げにもなる。 それに私の場合、自己肯定ができない理由の一つにこ

雇用形態関係なく働けたのは、この会社が初めてでした

せっかく関わってくださったのであれば、その人らしさを大事にして、一緒に働いて笑いたい。 #はたらいて笑顔になれた瞬間 課題しかない「これだから派遣はイヤなんだよ!」 その言葉に私は思わずギョッとした。 以前勤めていた会社で、私が人事部に異動したてのころの話だ。 私のデスクの前で、営業チームのリーダーが苛立ちを露わにしている。聞くところによると、出勤予定の派遣社員の方が三日連続で遅刻をし、そしてとうとう無断欠勤をしてしまっているとのことだった。 当時の社内では半ば「ある

人見るもよし 人見ざるもよし 我は咲くなり

どんなに辛いことがあったとしても、祖母の前では決して、それを見せてはいけないと思っていた。 #我慢に代わる私の選択肢 意識された日常 誰に言われた訳でもないのに、祖母がいる食事の席で私は、いかに毎日楽しくて充実しているのかという話を聞かせることに徹していた。 それは嘘を吐くとか話を盛るとかそういうことではなく、例えば小学生のころ、友達とどんぐりでやじろべえ作っただとか、家庭科で作った炊き込みご飯が美味しかっただとか、そういう「私の世界の日常」を語るのだった。 今思え