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私も不良ガールズだった!

先日購入したこのスカート。

ガールズのみならず、画像を見た友達にもいいねって褒められた。
意外?だったのが、「華やか」とか「上品」と褒められたのと「上品で似合うと思う」と言われたこと。
上品って言葉、縁がないと思っていたのでびっくり。
確かにこのスカートは光沢もあって、色も鮮やか過ぎない金色(黄色というより金色)で、シルクだし確かに上品だわと思ったものの、「似合う」が意外だった…購入した本人のくせに😂

もう一人、上品で似合うと言ってくれたのはガールズではない別の友人。彼女とは数回会って遊んでいる。(SNSのオタ活で仲良くなりました)
そうかな、そうかなあ~とまるで火の悪魔カルシファーのようになってしまった。

スタジオジブリ公式サイトからお借りしました

そしてふと思う。
コンセプトと合ってるかな?
そう、コンセプトを考えず購入したのだ。というか軽やかが合ってるだけで決めた。

「凛とした」はちょっと違うかもしれない。私は「凛とした」をかっこいいの言い換えのつもりで入れた。カッコよくなりたいから。だから花柄スカートは甘めだけど、ブーツを履いたら凛としてカッコよくなるのではと思ったけど、そんなこともなかった。
よく考えたらCABaNのスカートとブーツを合わせているあきやさんはとてもかわいいのだ。私はそのコーデを見て胸をときめかせたし、カワイイー!と思ったのだ。

この画像にある、スカートがとてもかわいいと思った。

もともと柄物や刺繍が好きで、若い頃はペイズリー柄や花柄の鮮やかなスカートを履いていたこともある。

こんなかわいい素敵なスカートがあるのだと久しぶりにわくわくした。この服をまとうあきやさんの雰囲気もとても素敵で、私が自問自答ファッションの世界に足を踏み入れたきっかけの一つかもしれない。

改めてコンセプトを見てみる。

本と香りの森に暮らすクラシカルで凛としていて軽やかな夢幻の魔法使い

…カッコいい凛とした魔法使いになるはずが、かわいいになってしまった。
私はコンセプトが決まるより先に服のイメージが浮かぶことがよくあって、でもそれで失敗することも多かったからコンセプトを決めるのに必死だった。コンセプトを決めて、試着をして…のセオリーを守りたかった。
でも今回は自分のイメージが成功した。
順番は違ってるしコンセプトからもずれたけど、それでも自分なりに自問自答してきた結果だと思う。

そして「かわいい」については思い当たることもあった。
少し前に関東の友人がこちらに遊びに来てくれた時にかわいいクッキーをお土産にくれた時にこんなことがあった。

とてもかわいくておいしいクッキーで、お礼を伝えたら「かわいさがりんさんに合うと思って」と返ってきて、ふぇっ!?となった。ちなみに「上品で似合うと思う」と言ってくれたのはこの友人だ。

そのことを思い出し、私は観念した。
「私、かわいいでいいんだな」
そんな折、私の脳裏にリトルあきやさんが降臨した。
「それと、りんさんは優しさを隠さなくていいんですよ」

私は顔立ちのせいか、優しいとか優しそうとよく言われる。眉が下がってるからだと思うのだけど。
私は「優しい」=「舐められる」と思っている節があって、弱く見られたくなくて強くカッコよくいなければと思っていた。少なくとも仕事の面ではそういうメンタルでないとやっていけない時期が長かった。
でもここに来て、花柄スカートをまとう自分はカッコよくはなかった。上品とか、華やかだとさえ言ってもらえた。優しくて上品で華やかって最高の誉め言葉じゃないか。いや優しいは勝手に自分で加えたんだけど。

優しさを隠さなくていいというのは、強く見せなくていい(虚勢を張らなくていい)ということだ、私には。
また優しい=ナチュラル系でもない。私は私の表し方があり…それがコーデになり制服になる。

てことはコンセプト違いますね!?

今の私のコンセプトは「本と香りの森に暮らすクラシカルで凛としていて軽やかな夢幻の魔法使い」になったけれども…結局、コンセプトをかなり無視して服を選んだわけで、とんでもなく不良ガールズである。
決めてまだそう日数も経ってないけど、再考せねばなるまい。
ちょっと長くてくどいな…とは思ってたし。
とりあえず夢幻は抜こう。夢幻紳士は好きだけど生業にしたいわけではないし。

自分にもらったキーワードを考える。
優しい、上品、そしてかわいい。
浮かぶのはこれまで仕事で出会ってきた自分なりのおしゃれを楽しむ老婦人たち。
昔のものよ、と大ぶりのネックレスや指輪をつけていたり、レクリエーションで作成したアクリルビーズのブレスレットを大事につけていたり、お孫さんが作ってくれたというビーズの指輪やピアスをはめている。
何かがスコーンと落ちた気がした。
本と香りと魔法の森で暮らすマダム。
そんな言葉が浮かんだ。マダム=上品で華やかだ。私の中では。
自分をマダムと呼ぶのはまだ早い気もするけど、まあそう遠くもないだろう。今はお姉さんとでもしておこうか。おばさんとするのはちょっと悲しい。
ちなみに私の中の「マダム」には銭婆がいるので、魔法使いの要件も満たしている✌

あと私はこのマダムたちが好きだ。

ファッションが大好きでいろんなコーデを楽しむマダムがとてもかわいくて素敵。

暮らしを楽しむマダムたちの日常が好き。コーデもかわいい。

ああもうそうじゃないか、私はこういうマダムが好きなのだ。楽しくおしゃれと暮らしを楽しむ、それがいい。
自分のコンセプトから「凛とした」を外すと、悩んでいたトップスのイメージが広がった気がした。プチプラでも何でも、また試着をしに行こう。
とりあえずコンセプトは保留かな。でもスカートは制服になった。コンセプトと制服、順番とかいろいろ違うけど、自分最高の制服とコンセプトを作っていきたい。

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