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睡眠とインテリア[就寝中の光]

質の良い睡眠をとるためには「オレンジ色の照明が大切!」というお話は割とよく知られていますが、そのほかにも重要な要素は存在します。
今回は、睡眠の質を高める【就寝中の光環境】についてご紹介します。


目を閉じていても光の影響を受ける

目を閉じていても人間は光を感じとります。
まぶたを通して光を感じ、光の信号が脳に伝わります。
脳に伝わることで「覚醒」作用があるため、
浅い睡眠状態、睡眠時間の減少、睡眠の質の低下に繋がる可能性があります。



真っ暗闇で寝た方がいいの?

真っ暗のお部屋は光の刺激がないため、睡眠にとっては良い環境かもしれません。
しかし、真っ暗のお部屋で何も見えない環境にいることで「不安」と感じる場合があります。いくら光の刺激がなくても「不安」と脳が感じてしまう環境ではリラックスできず、質の良い睡眠は得られません。



理想の就寝中の明るさとは

数値的にお伝えすると、0.3ルクス程度といわれています。
室内がうっすら見える程度の明るさです。月明りほどの明るさともいわれています。
場合によっては天井照明の豆電球では明るすぎることもあるようです。

おすすめは「フットライト」の活用です。足もとからやわらかい光で室内を適度に照らすことができます。
コンセントの位置とベッドとの位置関係や距離も人それぞれなので、[明るさを調節できるタイプ]がおすすめです。
さらに、リラックスしやすい空間に感じられる[電球色(オレンジ色)タイプ]がおすすめです。
オレンジ色の光で、室内がうっすら見える程度の明るさに調節することをおすすめします。


さいごに

明るすぎる空間で寝ていると、「太りやすくなる」という研究報告もあります。
この研究でのくわしいメカニズムの報告はされていませんが、睡眠の質が低下することで、食欲増進や代謝が低下することがすでにわかっています。
さらに、睡眠の質の低下により日中の集中力の低下免疫力の低下うつ病認知症のリスクの上昇につながることも報告されています。
手遅れにならないうちに、まずは環境を整えて質の良い睡眠生活を送ってください。





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