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【読書メモ】神田房枝『知覚力を磨く』37


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神田房枝『知覚力を磨く』目次マインドマップ

読書メモ

第6章 知覚する組織へ ― リベラルアーツ人材の時代

  • テクノロジー部署以外にも「スター」が隠れている

    • 近年の職場では「テクノロジー」と「人間」、それぞれの専門家への二極化がどんどん進むのではないか

    • 既存のアイデアを異なるコテクストでつなげたり、新しいコンセプトを創造したりする能力は、リベラルアーツ専攻の人材に求められるようになっていく

  • グローバル企業のトップに多い「リベラルアーツ専攻」

    • 経営者レベルでも、似たようなことが状況が見られる

      • CEOたちの大学の専攻

        • エンジニアリング:30名

        • リベラルアーツ:17名

    • 「人間」に向き合う専門家として生きていくための覚悟

      • 最低でもAIと同じ水準の仕事をしない

      • 教養程度以上には、テクノロジー知識をアップデートしておくこと

    • 眼を向けるべきは、テクノロジーとリベラルアーツを併せ持った人材

感想

欧米と日本では、リベラルアーツのあり方が異なるのかもしれませんね。もしかしたら、マンハッタン計画などの反省から、テクノロジーに走ってしまうことに、警戒心が生まれたのかもしれません。

テクノロジーとリベラルアーツのバランスが重要ということは、桑子敏雄『何のための教養か』(ちくまプリマー新書)にも、テクノー・ソフィアとフロネーシスの対立として書かれています。

テクノロジーとリベラルアーツのバランスとは、ずっと昔からの課題だったのかもしれません。


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