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【読書メモ】波頭亮『文学部の逆襲』 4

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第3章 AIによる歴史

  • 技術革新とパラダイムシフト

    • 技術革新の歴史

      1. 農業(食糧供給量の増大→人口増加)

      2. 文字(情報の伝達と蓄積)

      3. 工業(動力と機械の発明→資本主義と民主主義が生み出される契機となる)
        ※人類史上最大のインパクトを持つ出来事

  • AIがもたらすインパクト

    • 工業は体力の代替、AIは知能の代替

    • AIは、産業革命以上の生産性の向上をもたらすと予測される

    • 人間のIQの平均が100であるのに対し、AIは数千だと言われる

    • AIのインパクト

      1. 経済的側面

      2. 人々の働き方やライフスタイル

    • 技術の革新は、ライフスタイルの変化をもたらす(物質的豊かさ→心理的満足や社会的満足につながる高次の欲求やニーズ)

  • 仕事の代替と失業問題

    • AIで職を失う人たちが出現する
      →産業構造の変化で、新しい職業が生まれなくなる可能性がある(失業問題)

    • 人の感情に関わる対人サービスの仕事が残る
      →効率化できない、貨幣経済に組み込むべきか、の問題が残る

  • 新たな歴史のステージ

    • 新自由主義の経済合理性
      →市場の経済活動に乗せられるものが、価値を有するとされる
      →その価値は、金銭化されたときの大きさによって決まる

    • ライシュの指摘:不安定な雇用と長い労働時間、貧富の格差、プライベートの崩壊などの問題が必然的に引き起こされると指摘

    • AIが行うのは生産のみ。人間が消費を担う = 「生産活動」と「消費活動」の分離

    • 新しい時代の経済構造や社会構造:AIの生み出した貨財の再配分→AIが見出したものを、人間の豊かさにつなげられる

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