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【読書メモ】波頭亮『成熟日本への進路』20

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波頭亮『成熟日本への進路』目次マインドマップ

読書メモ

III 仕組みの改革

  • 企業の経営戦略の実行プロセス

    • 「ヴィジョン」の設定(ありたい姿の設定)

    • 「全体戦略」の策定(ヴィジョン達成のための統括プラン)

    • 全体戦略を「個別戦略」に展開(具体的なアクションプランに落とす)

  • 個別戦略の実行

    • 「戦略」の特徴にあった「組織体制」や「制度・ルール」についても考えておかなければならない

    • ヴィジョンや戦略のタイプによって、戦略の実行に適合する組織や制度は大きく異なってくる

    • ヴィジョンや戦略を本当に実行できるかどうかは、組織や制度いかに適切に設計し運営するかにかかっている

    • 変革がうまくいかないのは、組織・制度の改革が、不適切・不十分であったあることが多い

    • 大切なのは、変革への抵抗を乗り越えるための知恵と工夫を込めて、組織や制度を設計・運営していくこと

    • 組織や制度を改定・再設計する場合に重要なのは、組織・制度の理念
      →対症療法的に個別の修正を加えていっても、効率よく動く有機的な仕組みにならない

  • 最大の問題:成熟フェーズに入っても、同じ方法論で同じ路線の延長線上を走り続けようとしていること

感想

個別戦略の実行に、組織・制度の設計は大切だということがわかりました。しかし、組織・制度の改定・再設計をするさいに抵抗があったとき、具体的にどのようにして乗り越えていくのかが気になりました。

政治家は「選挙で選ばない」という手段がありますが、公務員の場合、終身雇用であるため、ヴィジョンや戦略に合わない人物を切る、という手段が取りづらいと思います。

そのような制約があるなか、どのように変革していくのか、を知りたいと思いました。

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