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15分で読書しアウトプットする - 点検読書のすすめ -

すぐに本の内容を理解してまとめなければならないときには、『本を読む本』で紹介されている点検読書を活用します。

点検読書で本をざっと読んで概要を把握します。表紙のタイトル、帯、袖、目次、序、まえがき、あとがき、奥付などを見て、本にどんなことがかかれているのか、ざっくりつかみます。

このとき私が特に注意してみているのは、以下の箇所です。

:出版社や推薦者たちがこの本の特徴は何と捉えているかがわかる
袖(カバーが折り返された部分):要旨や著者のプロフィールが書かれていることが多い
序やまえがき:本が書かれた経緯や本の主題(テーマ)が書かれていることが多い
著者プロフィール:奥付、裏表紙、袖に書かれていることが多い。著者がどのようなバックグラウンドを持ち、どんな立場から著書を書いているのかがわかる

そして、実際に本を読むときは、各章の最初と最後のパラグラフを読み、各章で何をテーマに議論しているのかを理解します。構造化された文章は、最初の段落に議論の主題とまとめが書かれ、最後の段落に議論のまとめが書かれているので、それ以外の段落は気になったところを拾い読みするだけでだいたいの内容はわかります。

私はこの手法を使って、本の要約を作成したり、読書会の課題本に目を通してテーマ決めをして告知文を書いたり、読書会のスライドを作ったりしています。ご興味持たれた方は、お試しになってみてください。

下記は、アカデミック読書会(第31回)で使用したスライドです。イマニュエル・ウォーラーステイン『近代世界システムI』の「3 絶対王政と国家機構の強化」のまとめスライドです。

20210923_アカデミック読書会_第31回_20210920


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