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【読書メモ】神田房枝『知覚力を磨く』28


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神田房枝『知覚力を磨く』目次マインドマップ

読書メモ

第5章 どう観るか ― 知覚をブーストする4つの技術

  • レクサスを生んだ「トヨタの観察」

    • 組織的観察が現実の世界で役立つ例

      • ステップ①

        • 全体図:マルFプロジェクト

        • 基本的要素:自社製品としての車、環境、文化、競合ブランド車、エンドユーザー

      • ステップ②

        • フォーカルポイント:プロジェクト自体の目的である「自社製品としての車」

      • ステップ③

        • フォーカルポイント以外の要素を部分に分割

        • 詳細を順序立てて観る

        • マルFプロジェクトでは、環境(最も広いパーツ)からエンドユーザーの嗜好(細部)へズームインしていく手法が採られた

      • ステップ④

        • 全体図との関係性のなかで部分を眺める

        • ブラインドスポットや不可解な点が眼につきやすくなる

      • ステップ⑤

        • 見落としがないか、最後にチェックする

        • 解釈の調整

感想

昨日(9/9土)、吉祥寺美術館で神田房枝さんのおっしゃる方法で版画を観ました。

全体や部分を観るように意識すると、普段、絵をみるときに、いかに見落としがあるかに気づきます。最後に答え合わせとして解説文を読むと、その解説文を深く理解できたような感じがしました。

版画なので情報量は絵画よりは少ないはずですが、それでも、いかに自分が観ていないか、ということに気づかされます。

この絵画を観察する技法が、ビジネスにも応用できるとは目からウロコです。「全体→中心となる部分→周縁部→全体」のプロセスで、統合的に全体を観るということですね。図録で絵を観るところから始めてみたいと思います。

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