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【読書メモ】波頭亮『文学部の逆襲』 5

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第4章 文学部の逆襲

  • 物語の力

    • 物語:社会や生活を規定するもの

    • 人間は、自分と周囲との関係性を物語で認識・理解する

    • 神話:世界観、アイデンティティー、(集団の)組織化を担う

    • 世界の物語には共通項が多くある→普遍的なパターンが存在する

  • 物語のインパクト

    • 物語が描いた世界が、人間の行動に影響を与える

    • 技術と物語が揃って歴史を動かす(宗教改革の例)

    • 物語が世の中を動かすプロセス

      1. 世の中に対する不満や不安

      2. 不満を解消する物語/言葉が登場

      3. 人々の共感・共有→行動

    • 感情だけでも理性だけでも、明確な行動変容に至るような強い状態にはならない

  • 大きな物語

    • 大きな物語(Grand Narrative):ある時代の人々が共有する、あるべき世の中の姿を含意した物語のこと(ジャン=フランソワ・リオタール『ポストモダンの条件』で提示)

    • 大きな物語は、共感を呼び、時代を動かす

    • ポストモダンが示し得たもの:大きな物語の終焉(=理性主義、科学主義、進歩主義が通用しなくなった)、大きな物語は描き出せなかった

    • 近代:産業革命(技術革新)+理性主義、科学主義、進歩主義(物語)が、人々を幸せに豊かにした
      →現代:AI革命前夜とみなし、それに適合した物語が成立し共有されれば、人間は新しい時代に進める

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