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【読書メモ】神田房枝『知覚力を磨く』39


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神田房枝『知覚力を磨く』目次マインドマップ

読書メモ

おわりに 太古に「未来」を知覚する

  • ネアンデルタール人は撲滅したが、クロマニヨン人はなぜ生き残ったのか?

    • 洞窟壁画

      • ネアンデルタール人:何かの記号かシンボルの域を出ない

      • クロマニヨン人:作品としてもかなり完成している

        • シンボル以上のものが書かれている

        • ラスコーの洞窟壁画

          • 水牛の特徴を観察し、そこで起きた事件を描写している知覚力

          • ストーリー性や立体感をも加えようとした創造的思考力

          • この話をリアルに仲間に伝えようとした実行力

    • アートは単に人間の創造活動の副産物ではない

感想

マインドマップには「イメージことば」という発想があります。「イメージ」とは、視覚だけでなく、五感で感じ取ったものを差します。イメージことばは、言語としての「ことば」よりも、多くの情報があるとされています。(それゆえ、マインドマップでは、イラストを描くことが推奨されます。特に中央には、テーマのイメージを描いた「セントラルイメージ」を描くことが推奨されます。イメージの力で発想の広がりを豊かにします)

ネアンデルタール人とクロマニヨン人の差が壁画を描く力だけに現れているのではなく、イメージを使えるか使えないかの差であるようにも思いました。

思考は言葉で行うと考えられています。しかし、イメージ(=概念)とそのイメージとつながった概念(=コロケーション)で、思考は行われているものとも考えられます。

ネアンデルタール人とクロマニヨン人の違いは、思考レベルの違いと考えられるのかもしれません。

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