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【読書メモ】神田房枝『知覚力を磨く』31


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神田房枝『知覚力を磨く』目次マインドマップ

読書メモ

第5章 どう観るか ― 知覚をブーストする4つの技術

  • 絵を観るだけで「関連付ける力」が高まる

    • 高まる理由

      • テキストベースでは、意外なもの同士の組み合わせは、なかなか見つからない

      • 脳科学的にみても「絵画を見ること」と「関連づけ」とは密接に関係している

    • 絵は元来、曖昧なもの

      • 視覚から得た絵の不完全な情報を、すでに持っている知識で補足しようとする

      • 関連付けは素早く直感的に起こる

      • もう少し観察を続けると、脳はさらに関連付けのチャンスを探り始める

    • 絵以外の世界を見るときに、このような「つながり」「組み合わせ」を創出できることが大切

    • 高次の関連づけは、忍耐を要する「持続的なプロセス」のなかで起こる

      • 視点を変えたり、コンテクストを置き換えたりしながら、マインドアイを知覚的刺激を与えるとよい

感想

絵画の観察は、問題に対する直接的な答えを与えてくれない代わりに、その人独自の解決方法を見つけ出す力を与えてくれる、ということになりそうです。

時間がないと、絵画観察をして独自の答えを編み出すという思考ができないかもしれません。しかし、このような目に見えない基礎力が、いざというときに役立つと思います。

結局、「検索モード」的な考え方では、どこかに正解があって、それを探せばよい、という発想に陥りがちなのだと思います。正解を探すというのであれば、AIの得意領域です。AIと同じことをしないためには、絵画観察をして、知覚や知覚力のトレーニングを積んでおいたほうがよいと思いました。

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