マガジンのカバー画像

ラーニング・ジャーナル(リベラル・アーツ編)

616
リベラル・アーツに関する学習記録
運営しているクリエイター

#思考

【読書メモ】神田房枝『知覚力を磨く』09

読んだ本読書マインドマップ読書メモ第1章 すべては知覚からはじまる ― あなただけが観ている世界 知覚は「コントロール」できない ― 知覚と思考の差異 人間の知的生産のプロセス 知覚 情報の選択→解釈→問題設定 思考 一定のタスク(問題解決・意思決定など)を目的として、必要に応じて推論などの思考を稼働して考える 実行 アイデアを組織化→コミュニケーションやパフォーマスを行う この知的生産プロセスに関していうと、AIの代替はかなり進みづらい 知覚と思考は区

【読書メモ】神田房枝『知覚力を磨く』01

読んだ本読書マインドマップ読書メモ本書の目的と内容 「思考」に偏った世界への挑戦状 先行きが見通せない時代には、知覚力(perception、思考の前提となる認知)がものを言う 知覚とは 眼の前の情報を受け入れ、独自の解釈を加えるプロセス あらゆる思考の"最上流"にある いま、真っ先に磨くべきは「思考"以前"の力=知覚力」 感想 「知覚」というと、感覚器から受け取った情報そのもののように考えていましたが、この説明によると、その認識が誤っていたことになります。

【読書メモ】内田和成『仮説思考』26

読んだ本読書マインドマップ 読書メモ終章 本書のまとめ 枝葉ではなく幹が描ける人間になろう 企業が抱える問題を解決する上で、全体像が重要であることはいうまでもない 同時に、個別の課題を認識し、それらに対する解決策を考えることも重要 全体的に方向性が正しくても、具体的な解決策が伴っていなければ、問題は解決しない 常に全体像を先に考えてから、個別の解決を図るようにする 仕事が与えられるとすぐに作業を始めてしまうクセのある人は、30分でもよいから、全体像を考えてみる

【読書メモ】内田和成『仮説思考』25

読んだ本読書マインドマップ読書メモ終章 本書のまとめ 気持ち悪くても結論から考える →どうしても信じられないなら、仮説思考を部分的に取り入れる →情報を集めだす前に一回、さらに少しだけ情報を集めた段階でもう一回、そのときに考えつくベストの答えをメモしておく →十分な情報をもとにした結論なり意思決定と、自分が途中で出した結論を比較する 他人からの反論されたり、批判されたりする気持ち悪さもある →どうせ批判されるのなら、早くしてもらったほうが起動修正しやすい 分析は、仮説を

【読書メモ】内田和成『仮説思考』24

読んだ本読書マインドマップ読書メモ終章 本書のまとめ 仮説の効用 仕事をこなすスピードが速くなる →経営上の課題で何が本質か見つけだしたり、整理したりするのが早くなる 仕事の質が高くなる →意思決定の質を高めるという意味で、仮説思考はきわめて重要な役割を果たす あらかじめ仮説を立てて、それを検証するというプロセスを繰り返すことで、仮説の精度が上がり、間違いが少なくなる 限られた時間のなかで答えを出すことで、情報が不足している段階で問題の真因を探り、解決策を模索する力

【読書メモ】内田和成『仮説思考』23

読んだ本読書マインドマップ読書メモ第5章 仮説思考力を高める 失敗をおそれるな ― 知的タフネスを高める 失敗は重要な意味を持つ 仮説を自分で立てて、成功したり失敗したりしていかなくてはならない よい仮説が立てられなかったときこそ、なぜうまくいかなかったのかと考えるチャンスがある 失敗から学ぶことはとても多い →うまくいく方法ばかりでは、新たな経営課題に直面したらお手上げになる 失敗をおそれず、「仮説を構築→検証→進化させる」を繰り返す すべては経験 何度でも

【読書メモ】内田和成『仮説思考』22

読んだ本読書マインドマップ読書メモ第5章 仮説思考力を高める 実際の仕事の中で訓練する 相手の立場で考える(相手のメガネでものをみる) →自分の仮説の幅を拡げる訓練になる →相手の立場で考えると、いままでは考えられなかった仮説を構築できる →例:生産部門にいる自分が、営業部門にいたとしたら… 上司の意思決定をシミュレーションする →自分が上司なら、どのような意思決定をするか、をいつも頭におき、シミュレーションしてみる →自分ならどんな仮説を立てて、どう判断するか考えてみ

【読書メモ】内田和成『仮説思考』21

読んだ本読書マインドマップ読書メモ第5章 仮説思考力を高める 日常生活の中で訓練を繰り返す →日常起きていることや感じていることをベースに将来どうなるかという仮説を立ててみる 身近な場面に応じたトレーニング法 新聞記事から考える テレビの話題から考える 職場の話題から考える 仮定の話題から考える 友人との話題から考える 信じていない仮説の正しさを証明する →自分の信じていない仮説を補強したり、その正しさを証明する 例:ダイエーの経営破綻 →総合スーパーという

【読書メモ】内田和成『仮説思考』20

読んだ本読書マインドマップ読書メモ第5章 仮説思考力を高める 仮説思考力が高まっていくと、最初から相当筋のよい仮説を立てられる →経験に裏付けられた直感や勘に優れている よい仮説は、経験に裏打ちされた直感から生まれる →経験を積むことが大切 仮説思考をトレーニングする方法 トレーニング①:So What ? を常に考える →「だから何?」(それが意味するところは何かと考え続ける) →例:iPod が流行すると、どんな影響があるのか? トレーニング②:なぜを繰り返す

【読書メモ】内田和成『仮説思考』18

読んだ本読書マインドマップ読書メモ第4章 仮説を検証する 分析による検証 分析のコツ まず、最小限の要素だけを急いで簡単にやるよう心掛けること(クイック&ダーティー) →目的は、主に自分が納得するため 次に、本格的な分析 →目的は、他人を説得するためであり、万が一の間違いを防ぐため →意思決定に必要な判断を行えるものであるかどうかという視点が最も重要(精緻華麗な分析ではない) →有効数字はひと桁でも十分 分析を行う目的 問題を発見する 相手を説得する 自分を納

【読書メモ】内田和成『仮説思考』17

読んだ本読書マインドマップ読書メモ第4章 仮説を検証する ディスカッションによる検証 ディスカッション:仮説の構築、検証、進化、いずれの場合にも有効な手段(特に仮説を検証するよい機会) 最も頻繁に行われるのが社内ディスカッション →社内ディスカッションでは、大いに恥をかいたり、失敗してもよい →恥をかきたくないと思うと、仮説を完璧なものに近づけてからディスカッションし、答えを出そうとするため、時間がかかりすぎたり、結局よい解決策に到達できなかったりする場合が多い →ミー

【読書メモ】内田和成『仮説思考』16

読んだ本読書マインドマップ読書メモ第4章 仮説を立てる 実験による検証 仮説の主な検証方法 →これらを個別に行うわけではなく、合せて使う 実験による検証 ディスカッションによる検証 分析による検証 実験による検証の例①:セブン-イレブンの200円のおにぎり 100円でほとんどのおにぎりを売る →2~3ヶ月は売上が20%程度伸びた 200円の質の高いおにぎりを売る →価格を下げたときよりはるかに上回る売上増 実験による検証の例②:ソニーの消費者刺激型開発(CD

【読書メモ】内田和成『仮説思考』15

読んだ本読書マインドマップ読書メモ第3章 仮説を立てる 仮説を構造化する 大きな問題と小さな問題を明確にする イシュー・ツリー/論点の構造化と呼ばれるアプローチ →ツリー構造の絵を描き、システマティックに仮説を構造化する方法(p.149 図表3-4) 事例:売上が上がらない理由を構造化する →大きな理由は2つ 総需要が減少しているため、シェアは維持しているものの、売上が減少しているケース →なぜ総需要が減少しているのか?(成熟期に入ったから、消費者の嗜好がシフトした

【読書メモ】内田和成『仮説思考』14

読んだ本読書マインドマップ読書メモ第3章 仮説を立てる よい仮説の条件 ― 悪い仮説とどこが違う? 条件1:掘り下げられている 【仮説①】営業マンの効率が悪い 【仮説④】営業マンがデスクワークに忙殺されて、取引先に出向く時間がない →【仮説④】のほうが、効率が悪い原因にまで踏み込んでいるのでよい仮説 仮説を立てるときは、常に、So What ?(「だから、何?」「だから、どうする?」)と考えるべき →具体的になるまで、So What ? を繰り返す 条件2:アクシ