マガジンのカバー画像

ラーニング・ジャーナル(リベラル・アーツ編)

616
リベラル・アーツに関する学習記録
運営しているクリエイター

#ちくま新書

【読書メモ】波頭亮『文学部の逆襲』 7

【読んだ本】【読書マインドマップ】【読書メモ】あとがき 新しい時代を描き出す物語:現代の最大のテーマ 「ポストモダン探求」は、政治と経済において新しい基軸となっていない →資本主義と民主主義に頼っているが、豊かさも自由も増していないのが現状 AIの登場が、世界のあり方を一新できる可能性がある →豊かさの形も人生の意味も一変する →その世界をどう生きるのかを描くのが、人文知

【読書メモ】波頭亮『文学部の逆襲』 6

【読んだ本】【読書マインドマップ】【読書メモ】第4章 文学部の逆襲 現代の大きな物語 AIによる知的労働からの解放 →大きな物語はどのような価値観と方法で描かれるのか? (アリストテレス)人間の営為は、何かの手段ではなく、その営為自体に究極の目的であるようなエウダイモニア(幸福の行為)があるとした エウダイモニアとしての真善美:その活動自体によって得られるような究極的な目的としての真善美 経済合理性から離れ、人間性や人間らしさに回帰すべき 人間らしさには、「遊び」

【読書メモ】波頭亮『文学部の逆襲』 5

【読んだ本】【読書マインドマップ】【読書メモ】第4章 文学部の逆襲 物語の力 物語:社会や生活を規定するもの 人間は、自分と周囲との関係性を物語で認識・理解する 神話:世界観、アイデンティティー、(集団の)組織化を担う 世界の物語には共通項が多くある→普遍的なパターンが存在する 物語のインパクト 物語が描いた世界が、人間の行動に影響を与える 技術と物語が揃って歴史を動かす(宗教改革の例) 物語が世の中を動かすプロセス 世の中に対する不満や不安 不満を解消

【読書メモ】波頭亮『文学部の逆襲』 4

【読んだ本】【読書マインドマップ】【読書メモ】第3章 AIによる歴史 技術革新とパラダイムシフト 技術革新の歴史 農業(食糧供給量の増大→人口増加) 文字(情報の伝達と蓄積) 工業(動力と機械の発明→資本主義と民主主義が生み出される契機となる) ※人類史上最大のインパクトを持つ出来事 AIがもたらすインパクト 工業は体力の代替、AIは知能の代替 AIは、産業革命以上の生産性の向上をもたらすと予測される 人間のIQの平均が100であるのに対し、AIは数千だと言

【読書メモ】波頭亮『文学部の逆襲』3

【読んだ本】【読書マインドマップ】【読書メモ】第2章 民主主義の機能不全 民主主義の成立と発展 民主主義は、普遍的な理念かつ有効な社会運営の方法論 民主主義は、自分たちの手で国家のあり方や政策を決められる 民主主義のもとで、自由と平等が保証される 国家からの自由(名誉革命)→自由と平等(フランス革命時)→再分配と社会保障(19世紀後半) 民主主義の2つの形態(20世紀):資本主義(資本重視)と社会主義(平等重視) 民主主義の勝利と衰退 自由と平等は両立が難しい

【読書メモ】波頭亮『文学部の逆襲』2

【読んだ本】【読書マインドマップ】【読書メモ】第1章 資本主義の暴走 資本主義の経緯 資本主義は18世紀のイギリスで登場(産業革命時) 効率的に富と財貨を生み出す仕組みとして登場(産業革命時) →豊かさの拡大 (1980年代~1990年代)新自由主義に転換する →経済活動を市場のメカニズムに委ねることを是とする(規制緩和等) 新自由主義に転換してから、資本主義の暴走が始まる 新自由主義の現実 (アメリカ)エンロン事件やリーマン・ショックに見られる、企業のモラルハ

【読書メモ】波頭亮『文学部の逆襲』1

【読んだ本】【読書マインドマップ】【読書メモ】まえがき 資本主義と民主主義が、本来の機能を失っている 自由と豊かさを生み出せる、新しい方法論と仕組みによって、社会を立て直すべき 「経済と政治と歴史」「テクノロジーと思想」の2部構成 「経済と政治と歴史」:資本主義と民主主義が機能する条件と、機能を失った理由・径路 「テクノロジーと思想」:AIと人文の知性(大きな物語を描く) 新しいテクノロジーの発明は、新しい思想・価値観と相まって、自由と豊かさのステージを上げること

【読書メモ】 波頭亮『論理的思考のコアスキル』 第3章 コアスキル習得の具体的方法 1 what to do : 何を練習するのか ■「フェルミ推定」による定量的感覚の訓練 ・統計的/確率的な考えを駆使し、定量的推論を重ねる ・その際には、キーデータが必要になる

【読書メモ】 波頭亮『論理的思考のコアスキル』 第3章 コアスキル習得の具体的方法 1 what to do : 何を練習するのか ■「フェルミ推定」による定量的感覚の訓練 ・フェルミ推定は定量的に判断するスキルを養う ・既知データや経験を組み合わせる

【読書メモ】 波頭亮『論理的思考のコアスキル』 第3章 コアスキル習得の具体的方法 1 what to do : 何を練習するのか ■「ピラミッドストラクチャー」による体系化 ▼構造化した文章の訓練 →ピラミッドストラクチャー作成後、文章化してみる

【読書メモ】 波頭亮『論理的思考のコアスキル』 第3章 コアスキル習得の具体的方法 1 what to do : 何を練習するのか ■「ピラミッドストラクチャー」による体系化 ▼構造化の訓練 ・構造化の解答は一つではない ・試行錯誤が必要

【読書メモ】 波頭亮『論理的思考のコアスキル』 第3章 コアスキル習得の具体的方法 1 what to do : 何を練習するのか ■「ピラミッドストラクチャー」による体系化 ▼ピラミッドストラクチャーによる図解 ・パーツのつながりを理解し解明して行う

【読書メモ】 波頭亮『論理的思考のコアスキル』 第3章 コアスキル習得の具体的方法 1 what to do : 何を練習するのか ■「ピラミッドストラクチャー」による体系化 ▼情報の整理 →①結論 →➁根拠 →➂具体的な内容

【読書メモ】 波頭亮『論理的思考のコアスキル』 第3章 コアスキル習得の具体的方法 1 what to do : 何を練習するのか ■「ベン図」を用いた集合関係の判断 ▼ベン図のメリット ・明快で論理的に正しいメッセージを抽出できる