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ラーニング・ジャーナル(リベラル・アーツ編)

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リベラル・アーツに関する学習記録
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2020年12月の記事一覧

【読書メモ】 桑子敏雄『何のための「教養」か』 第3章 よみがえる教養 ■震災とよみがえる教養 ▼文部省の方針転換 ・バブル経済時代からの教養部解体の流れは止まらなかった ・新しい大学院(文系と理工系の融合型の大学院)が創設されることになる

【読書メモ】 桑子敏雄『何のための「教養」か』 第3章 よみがえる教養 ■バブル経済時代の教養 ▼一般教育の大綱化 ・教養部の解体 ・教養の大切さが見失われる ▼バブル経済崩壊後(1990年以降) ・以降、日本は長い低迷の時期に入る

【読書メモ】 桑子敏雄『何のための「教養」か』 第3章 よみがえる教養 ■不死鳥としての教養 ④ ▼大学改革 ・教養が制度化される  ⇒教養が「受けさせられるもの」になり、教養の本質が忘れられた  ⇒教養が専門科目とは区別され、専門科目より下位に置かれてしまった

【読書メモ】 桑子敏雄『何のための「教養」か』 第3章 よみがえる教養 ■不死鳥としての教養 ② ▼近代化の過程(戦前)  1)大正デモクラシー:教養主義   ・儒教脱却   ・近代化   ・個人の人格を磨く  2)昭和初期   ・国粋主義に変貌

【読書メモ】 桑子敏雄『何のための「教養」か』 第3章 よみがえる教養 ■不死鳥としての教養 ① ・教養は時代の節目で生き返る ・時代の節目(近代)  1945年:太平洋戦争敗北  1990年代:バブル経済崩壊、オウム真理教事件、阪神淡路大震災  2011年:東日本大震災

【読書メモ】 桑子敏雄『何のための「教養」か』 第3章 よみがえる教養 ■制度としての大学 ① ・太平洋戦争後:大学に変革の波が訪れた ・教養の制度化:選択肢の制約を知る=選択の本質を知る ・教養を欠く:選択肢を認識できない

【読書メモ】 桑子敏雄『何のための「教養」か』 第2章 「コスモス」との遭遇 ■日本文化の自然理解 ① ▼日本文化では自然環境がどう論じられたか? ・西行法師:仏教思想と神道思想を融合 ・西行法師にとっての風景:人生の一部であり自己と遭遇

【読書メモ】 桑子敏雄『何のための「教養」か』 第2章 「コスモス」との遭遇 ■朱子学の人間理解 ③ ・配置:人と物事の全体的な関係 ・遭遇:重要な出会い ⇒次節「日本文化の自然理解」のキーワードが「風景」「遭遇」「空間」 ⇒「所与」「選択」に関係するかもしれない

【情報活用メモ】 ■手書きメモや紙資料の文字起こし ▼Google Keep を利用 ①写真を撮る ②Google Keepに「画像を追加する」から①の写真を選択して追加する ③「その他のアクション」⇒「画像のテキストを抽出」を選択 ④メモに写真のテキストが抽出される

【情報活用メモ】 ■インプットからアウトプットの過程 ①インプット:読む(読書)、聴く(講義) ②プロセッシング:整理・編集(マインドマップ、キュレーション、KJ法) ※この段階では中間生成物 ③アウトプット:話す(プレゼンテーション)、書く(ライティング)

【情報活用メモ】 ■資料の種類と使い分け ・参考図書:辞書・事典類。用語や概念を調べる。 ・図書:体系的に学ぶのに便利。概論書等は初学者向き。 ・雑誌:本よりも情報の鮮度が高く、最近の事例などを知ることができる。 ・新聞:断片的で流動的だが新しい情報を得ることができる。

【読書メモ】 桑子敏雄『何のための「教養」か』 第2章 「コスモス」との遭遇 ■朱子学の人間理解 ② ・所与(与えられた)と決断(選択) ⇒(著者の問い)与えられた「生」どう生きるか? ⇒(著者の答え)「生」のあり方と「生」を与えた「宇宙」の営みの根源的なつながりを認識すること

【読書メモ】 桑子敏雄『何のための「教養」か』 第2章 「コスモス」との遭遇 ■アリストテレスの人間理解 ・リュケイオン:学びの場。フランス語のリセの語源となった ⇒(問い)プラトンと同様、アリストテレスも学びの場をつくったが、それはなぜか?

【読書メモ】 桑子敏雄『何のための「教養」か』 第2章 「コスモス」との遭遇 ■アリストテレスの人間理解 ③ ・アリストテレスの人間観  ∟社会性をもつ  ∟ロゴスをもつ(ことば、コミュニケーション、思考(判断、分析、理性))  ∟意思の弱さから判断を誤る