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僕にとってラグジュアリーブランドは「推し活」

こんにちは、国武凜(くにたけりん)と申します!
LUXER MOON(ルクサームーン)」というピアスブランドのオーナーをしたり、大阪ミナミのクラブ「ATOM ROYAL」でホストしています!

初めてラグジュアリーブランドに行ってみたんだけど...

昨日、お友達に誘っていただき「ドルチェ&ガッパーナ」始め数々のラグジュアリーブランドに行ってきました。

そこで学んだことは以下のラジオで話しているのでぜひお聞きください。めちゃくちゃ面白かった↓

さて、この記事では上の配信ではお話しなかった現代マーケティングについてラグジュアリーブランドを交えてお伝えしようかなと思います。

2024年、人々はどういった動機でものを買うのか?

ラグジュアリーブランドは「推し活」 の一種

僕が自身のピアスブランド「LUXER MOON」を立ち上げる際にめちゃくちゃ読み込んだ本が「ラグジュアリー戦略」という重くそ分厚い本。

噛めば噛むほど味が出るスルメのように、毎回読み直すたびに新しい気づきをくれる僕のバイブル本なのですが、ここではラグジュアリーブランドの概要から細部まで、成り立ちから作り方まで全て書かれてあります。

少し引用させていただくと、ラグジュアリーブランドはいわば
小宇宙
です。

大衆向けの安価なブランドはどこも、ポジショニングによって成り立っています。つまり、あのブランドに比べてうちはメンズ向けとか、あのブランドに比べてこっちは少し安いとか、あのブランドに向けてこっちは洗礼されたイメージがあるとか…

これらは全て「相対的な存在」なのですが、ラグジュアリーブランドは「絶対的な存在」なんです。
他と比較して⚪︎⚪︎とかではなく、
「我々はドルチェ&ガッパーナであり、他は他です。」
みたいな感じ。

ここまではラグジュアリーブランドを提供する側のお話で、こっからはラグジュアリーブランドを受け取る側のお話。

我々消費者の目の前には数個の小宇宙があり、どこに住むかの選択を迫られるわけですが、それぞれが絶対的な存在であるという特徴は消費者の選択に大きな影響を及ぼします。
相対的な存在の場合、我々は選ぶ理由を「論理」に任せます。
(あそこよりこっちの方が安いから、品質がいいから選ぶ)

しかし絶対的な存在が目の前に並んだ時、我々は選ぶ理由を「感情」に任せます。だって、比較できないんだから。

感情で選択するときに大切なのはブランドコンセプトと雰囲気(トンマネ)と、あとは「」。
ラグジュアリーブランドでものを買うぐらいそこそこお金を持っている人からすると、もはやいいものはシャネルでもグッチでもLVでも買えて、それでもドルチェ&ガッパーナを選ぶのは
「そこにはお世話になった○○さんが働いているから」
くらい。

ラグジュアリーブランドこそ「人検索」が顕著に出ている世界はなくて、それを身体で学んだ昨日でした。

僕にとってはラグジュアリーブランドは「推し活」。

ブランド側はそれを熟知しているのか、きちんと返報性の原理や譲歩のラリーや知覚コントラストを利用した戦略・戦術をいくつも散りばめられている様子が伺えました(それは存続するために必要なことで、とても素敵なことだと思うしリスペクトを持っています!)

いやはや、興味のない世界に連れてってくれたホスト業界にはさまさまです。肩書きを変える重要性も身にしみて感じました。


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