親の顔より見かけるGOLD頻出重要チャートパターン3選
GOLDをよく触る方は知っていると思いますが、GOLDは同じチャートパターンを繰り返して動くことが本当に多いです。加えて取れる値幅も大きいため、慣れればチャンス相場で一気に稼ぐことができます。
今回は個人的に重視している、出現頻度の高いGOLDチャートパターンをいくつかまとめたいと思います。
※以降、上昇トレンド相場を例として記述
①V字ネック抜け
■ポイント
・トレンド発生中、ゾーンや切り下げラインなどで明確な抵抗を規定後、一度大きく逆行→V字で上げて抵抗を上抜ける動き
・レンジ相場では機能せず(あまり発生しない)
グループ内のエントリー事例では発足当初より何度も投稿している内容で、発生した時の勝率の高さと伸びの良さが特徴です。本記事の記述時点(2024/3/4)の直近相場でも2週間のうちに4箇所での発生が見られました。
以下、実際の発生ポイントのチャート図を添付します
どれも明確なパターンだったため全てネックやゾーンの上抜けを確認してからロングすることができました。過去の経験的にもこのパターンの勝率は異常に高いため、GOLDを触るなら絶対に抑えておきたいパターンです。
また、非常に強いチャートパターンのため発生足よりも上位足のトレンドへと繋がりやすく、勝率だけでなく取れる値幅が大きいのも特徴です。
注意点としては、レンジ相場では機能しないということ。また、本格上昇に入る前に一度ネックまで戻したり、ネックを割って下ひげをつけてから上昇することも多いため、損切りが短すぎると切られがちです。ある程度の戻りを考慮したロットで入りつつ、ネックを割って下ひげをつけるようなら一度切ってから入り直すなどが有効です。
トレンド相場こそGOLDの醍醐味のため、見かけたらラッキーのチャンスパターンになります。
②三尊/Wトップの否定
■ポイント
・三尊(Wトップや4トップの場合も)を形成後、ネックラインを下抜け
・その後、三尊の規模に対して十分に落ちきらず、右肩を起点としてウェッジやチャネルなどのチャートパターンを形成する
・パターンを上抜けた場合、上昇し高確率で高値を更新する
上昇トレンド中に天井付近でWボトムや三尊などの転換チャートを形成するのはよくある思います。その時、一度ネックを抜けたもののすんなり落ち切らず、一定時間揉み合っているようなケースも頻出します。
この時、右肩を起点としてウェッジやチャネルなどのチャートパターンを形成していることが多く、この状態から上抜けしたら大きく上昇、最低でも直近高値か高値更新してトレンド継続となる上昇が入りやすいです。
直近の事例だと以下のようなポイントでロングしました。
注意点としては、レンジ相場や三尊の規模に対し十分に落ち切っている場合は上昇も限定的となり、あまり機能しないというところです。
③拡大型の持ち合い
■ポイント
・レンジ相場に多く、ゾーンやネックライン、抵抗やサポートを抜けて高安値を更新した後に逆行する動きを繰り返す
・上下に引ける拡大ラインを往復し、この動き内でブレイクやトレンドフォローのエントリーをすると勝率は0%になる
こちらもグループ内ではいつも言及している内容ですが、GOLDで揉み合っているときに単純なゾーン間レンジや収縮型の持ち合いではなく、拡大型の持ち合いを形成することが本当に多くあります。
この動きが厄介なのは直近で意識されていた抵抗やサポートを抜けてから逆行するところで、単純なレンジトレードをしても髭で損切りに遭い、レンジを抜けたと判断してブレイクエントリーをしても戻して無限損切りに遭います。(初心者時代に実体験済み)
そのため利益を取るためのパターンというよりは損失を避けるために知っておきたいパターンで、特に揉み合い相場では拡大型の持ち合いが発生していないかを常に意識することを推奨します。
これ拡大型の動きになってるかも?と気付くことができれば余計な損切りを予防できますし、慣れれば持ち合い上下辺で逆張りし、拡大している値幅をごっそり取ることもできます。
こちらも事例をひとつ添付しておきます。
どのパターンにも共通しているのは、一度逆方向への損切りと新規エントリーを誘発した後、それらのポジションを燃料として別方向へと値動きが進んでいくということです。
ここらへんは教科書通りのエントリーをしていると無限に損切りされてしまう動きで、特に初心者時代はハマりやすいです。実際の相場はこういうやらしい動きが多く、またそういう相場こそチャンスでもあるということを知っておくことで立ち回りが上手くなります。
他にも細かいチャートパターンはたくさんあると思いますが、個人的には絶対に外せない重要チャートパターン3選でした。
探せばこのように繰り返し機能しているパターンが見えてくるため、過去チャート検証はおすすめです。
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