自分次第のインスペクション

全3回に分けて行われるインスペは、内容が毎回違います。
内容が違っても、1つ共通していることは「参加するだけで終わり」ではないこと。

他のGFから学びを得たり、自身の改善点を見出したり、どう克服していくかを考えたり。
目まぐるしいほどに、頭を働かせる必要があります。

そんな全3回のインスペを終えて、私の中には1つの違和感が残ったのです。
そして次に出てきた言葉は「居心地が悪かった」でした。

今回は、それぞれのインスペ終了後に、私が何を感じ、どうなっていったのかを綴るのと同時に、込み上げてきた「違和感」についても触れていきます。


## 1st インスペを経て



1回目のインスペは、ワクワクする以外の表現が見当たりませんでした。
どんなことが起こるのだろう?と、期待と不安に胸を弾ませていたのです。
そんなワクワクも一瞬で消し飛び、現実を思い知らされるなんて知らずに。

1回目のインスペが終了する頃、私は頭を抱えていました。
他のGFには、あると感じる「自分をアピールする魅了」が私にはなかったからです。

「私は何もない状態で、この場所にいたのか。」
「これまでの私の言動は、きっと宙に浮いているように見えていた。」

そう思えば思うほど、不完全な自分が情けなくて、必死に隠そうと努めていたのです。
気付いてしまってからは事務局の方と話すことも出来ず、「不完全な自分を自分だけの力で完全体にしよう」と、もがいていました。

## 2nd インスペを経て



代表理事の「ゆりさん」や、近江事務局長からアドバイスを受け、もがき苦しんだ末に掴んだ「自分×古着」という私だけの魅力。
ずっと取り組んできた衣服の廃棄問題について伝えていけるのは、私しかいない!と、強く感じました。

そして、1回目のインスペで感じた自己アピール力の弱さ。
ここの壁を越えて行くためにはまずは「発言」ではなく「古着に見えないほど格好良く魅せる」行動からだと考えたのです。

その甲斐あって、1回目のインスペとは違った私で挑むことができました。
それに気付いてからは、少し自信がついたため積極的に事務局と関わろうとする私がいたのです。

全ては1回目のインスペでの出来事があったから。
この出来事は、私にとって大きな転機となりました。

不完全だから隠れるのではなく、不完全だからこそ、そんな自分を認めて受け入れ、立ち向かっていくことに意味がある。

そして、周りの方々の力を借りて、素敵だなと思う部分を自分に取り込みアップデートさせていく。
この「周りの方々の力を借りる」という行動こそ、「不完全な自分を隠さない」ことに繋がるのです。

2回目のインスペを終えたとき、1回目とは全く違うことを感じる自分に出会うことが出来ました。

## 3rd インスペを経て



ここで私の中に違和感が生まれます。
あろうことか、インスペ中にもかかわらず「居心地悪いなぁ」と感じてしまったのです。

次から次へと、他のGFによって目の前で繰り広げられる、心を奪われるようなアピールや、目が離せなくなるほどの魅力的な表現、美しい振る舞い。
その全てが私の想像範囲を越えていました。

他者の魅力を全身で感じた結果、自分自身が非常に劣っていると思えてしまったのです。
この居心地の悪さは、嫉妬からくるものだと認めるのにも少し勇気が必要でした。
それでも唖然としたままではいけないと思い、こんな問いかけを自分にしたのです。

他者の魅了的な言動を目の当たりにした際に、自分も同じようにならないといけないと焦るのか、自分と比べて落ち込むのか、気にしないまま貫くのか。

自分が居心地が悪くなるほどの他者の魅力的な言動とは、その人の持つ才能、そして個性であり、私自身が感じた通りの魅力なのです。
これを、どう受け止めていくかが鍵になるでしょう。

やがて私は、他者の才能的魅力について「自分を貫く」という選択をすると誓ったのです。

インスペ中に挫けそうにはなりましたが、これを機に、1回目・2回目とは違った私に出会うことが出来ました。

## そして・・・



なぜ、私が他者の才能的魅力について「自分を貫く」という選択をしたのか。

それは、才能的魅力に真正面からぶつかり、越えるために自分をコントロールしようとしても、このBJという限られた時間の中では非常に厳しい闘いとなると感じたからです。

併せて、今まで向き合った時間と共に成長した自分のまま闘い抜く方が、BJの掲げる「美しい生き方」に触れることや、差別化もできるため賢明だと確信を得ています。

今が例え、どんな順位だとしても、私はステージに立ちスピーチとプレゼンをすることを諦めず、「私らしさ」を貫こうと思います。

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