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第2章/新たな課題と現在の活動

こんばんは✨

LIVEコマースで古着販売を行っている米森麗那と申します。

昨晩は「私の古着販売のルーツ」となるエピソードから「運命の出会い」などを書き綴りました。

第2章となる今回は、「現在の私に」シフトしていくのを感じていただきながら、今もなお課題としている「古着に対するイメージ」や「イメージ払拭の方法」、「新たな気付き」などに着目して書き綴っていきます。

新たな課題



お小遣い稼ぎから一変、事業としてスタートした私の古着販売。
かつては志高く古着販売に挑んでいなかかったため、課題を見出すこともなかったのです。
けれど、運命的な業者様との出会いを経て、私の中で「古着の良さを伝えたい」という変化が生まれました。

そうしているうちに、新しい課題が浮き彫りとなっていったのです。


それは「古着へのイメージが悪い」ということ。
” 古着=見えない誰かが着ていた。汚い。ヨレヨレ。時代遅れ。”

多くの方が、そんな風におっしゃると思うのです。

幼少期の経験から(第1章にて詳細記載)古着に対して、マイナスイメージがなかった私には、「古着を買うことへの嫌悪感」が理解できずにいました。

当然、深く考えることもしてこなかったのです。

それは、周りの方々が「新品の服を買う」という感覚と同じだったからです。

私にとっては、新品でなく、ただ古着だったというだけだったのです。

けれど、事業としてスタートさせていくためには、この「価値基準の違い」から枝分かれしていく、「古着へのイメージ」はスルーできない大問題だったのです。

課題の中に見つけた一筋の光



古着へのイメージ払拭が新たな課題だと見出したあと、私の中で1つの疑問が生まれたのです。

「古着のイメージが悪いのに、どうして私の古着販売は売れるのか?」

古着のイメージが悪いならば、当然私の事業もうまくいっていないはず。
けれど、現状は安定していて人気は増える一方でした。

実は、その答えのヒントは、すぐそばにあったのです。

私の古着販売が売れる理由、それは「私が着ていたから」だったのです。

セルフブランディング



私は、古着販売をしている事業者であり、商品なんだと気づいたのです。

第1章内で、「ハンガーで古着を見せるより、実際に着用して紹介したら爆発的ヒットした」というエピソードを残しました。
そこにも実は、この「私という商品価値」が含まれていたのです。

見やすいからというのはもちろんのこと、「商品がよく見える自分」でいることの大切さに気づかされた瞬間でした。

私は恐れ多くも、容姿やスタイルを誉めていただけることが多い人生を送っています。

それでも、コンプレックスは多くありますし、誉めていただける「自分」については、努力の賜物だと私は自負しています。

けれども、そんな自分自身に100%自信があるかと問われたら、答えはNOです。

そんな自分でも、そんな自分だからこそ、今磨くべきは「自分自身だ」と思うことができました。

「りなさんが着ていれば古着に見えない」「りなさんの古着が欲しい」
この連鎖を絶え間なく、広範囲に浸透させていくことが先決だと考えついたのです。

やがてこの連鎖は、古着のイメージの払拭へと近付き、服の廃棄問題に繋がっていくんだと確信も得ました。

その日から私はビジュアルを磨くと同時に、お客様の唯一無二の存在でいられるように、骨格を学んだり、いち早くトレンドを熟知したり、お客様ひとりひとりに合う提案力をつけていったのです。

まだ輝くことのできる古着に再度脚光を浴びせてあげられるように、より魅力的に映る「自分」を手にいれる。

これが私の行ったセルフブランディングです。

「私」という付加価値



セルフブランディングが完了しても、差別化が図れなければ埋もれてしまいます。

そこで私は自身の強みとして、【魅力的な自分(商品)が古着を着用し、LIVEコマースを用いて事業を展開する】ということを軸にすると決めたのです。

LIVEコマースを利用すると、実際に目で見ることは出来ても顔も名前も知られないため、実店舗で感じてしまいがちな、「少し見るだけ」も叶わない、ブランドが掲げるペルソナや雰囲気に抑制されてしまう「独特な入店のしづらさ」が緩和されます。

そして、その「独特な入店のしづらさ」は、実店舗の場合、ブランドごとに襲ってくる感覚ではないでしょうか。

数多くのブランドを交えて展開するLIVEコマースならば、その全てが無関係となりますし、お客様ご自身が足を運ぶわけでもなく、試着しているところを見られることもないため、安心して、お買い物をしていただけます。

そして「商品」である私自身が着用し、骨格別の着こなし方法やトレンドを熟知している状態だからこそ、お客様に合う提案の実現も叶うのです。

そして、販売商品は古着なため、きっと満足いただける価格での提供も出来るでしょう。

着用して販売することで、商品の状態も確認しやすく「実際着てみたらイメージと違った」なども防げるのがLIVEコマースの魅力の1つです。

この全てが、【魅力的な自分(商品)が古着を着用し、LIVEコマースを用いて事業を展開する】ということの全貌であり、他社と差別化を図るための手段であり、私の付加価値なのです。

そして見えた壁「個人での限界」



事業をスタートさせてから、これまで見えなかった景色が、どんどん見えるようになりました。

たくさんの気付きがある中で、私は物理的な限界を迎えていたのです。

それは「自分の力だけでは広めるのに時間がかかりすぎる」こと。今のままでは衣服の環境問題の解決を広めるのは不可能だと、頭を抱えました。

「継続的に、古着に対するイメージを払拭しながらサスティナブル意識を向上させ、廃棄問題解決へと繋がるような流れはないのだろうか?」

「古着を販売して、必要な方へ届けても、その後捨てるに至ったら意味がない。」

そんなことを、何日も考えていました。・・・やがて、閃きがあったのです。

辿り着いた「3つの循環」



考え込んでいた、ある日のこと。
突如舞い降りてきた、この「3つの循環」

この気づきにより、私の事業は大きく変化していくのです。
次回の記事では、大発見であった「3つの循環」について書き綴っていきます。

2章を終えて



第1章とは異なり、現在進行形である分、臨場感に近いものを感じていただけたのではないでしょうか。

そして第1章、第2章と続いていく中で、「りなさんだから成功した」「運がいい」と思ってしまう瞬間もあったのではないかと感じています。

実際に、私は環境には恵まれていると日々感謝して生きていますが、決して「私だから成功」して「運がいい」わけではないのです。

私が絶えず行っていることは、たった1つだけ。

「周りの方々からいただく1つ1つのキッカケを、拾っていくこと」だけです。

この幼少期から継続的に行っていることが今の自分を作り上げてくれたんだと確信しています。

この繰り返しで、廃棄問題を知ることができましたし、事業立ち上げまで進めることもできました。

お客様を含む周りの方々からキッカケをいただいて、「RilyのRina」は作られたのです。

次回の「3つの循環」、どんなものが飛び出すか楽しみにしていてください。

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