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あなたは連休で休めていますか?

今日は朝から晴れて日差しも強く気温もかなり上がりました。庭木の枝払いをしようと思っているのですが、この日差しだとちょっとキツいので様子見します。

さて、……。

長い連休も明日・明後日で終わる。さすがにそれを超えて休む人はごく少ないと見込んでいる。

ただこの連休という言葉、会社や学校がお休みであることを表してはいるのだけど、ではあなたは休めているだろうか。 

個人を主語にした場合、休めている人はそれほど多くないのではないか。というのは、例えば趣味やレジャーを満喫している方も多いと思うのだけど、それって休んでいると言えるのだろうかという疑問が湧くから。

個人の意識はさて置き、身体を中心に考えたならば、普段の仕事とは別のことをやっているという状態であるはず。この場合、身体は休んでいることになるのだろうか。率直に私の感覚では「休んでいない」になる。

実際、連休中に小さい子を連れてどこかに出掛ける。渋滞に巻き込まれイライラを募らせ、やっと着いたら炎天下にアトラクションの行列に並びながら順番を待ち、急な尿意を訴える子に大慌てでトイレを探し、食事処で座れるところを探し回る。

或いは、帰省する人もいるだろう。この場合、やはり渋滞はあり得る他、近隣へのお土産の手配、実家での気遣いや手伝い等などをしなければならない。食事ももちろんだけど、風呂や寝るタイミングも意のままにできないことも多い。

レジャーや帰省を終えて家に何とか帰り着いた時、ホッとする人はそんなこと全くなく満喫したという人よりもはるかに多いというのが私の認識。あなたはどちらの側になるだろう。

「そうは言ったって連休じゃないとできないことってあるでしょ?」と反問されればその通り。でも、それで疲れ果てて連休明けを迎えてしまうようであれば、ちょっと違うのではないか、と思っている。

年を取ったオジさんになって、寸暇を惜しんで予定をあれこれ入れるのってどうかなあと感じるようになった。これに関わり思い出すのは、新婚旅行で訪れたとあるビーチでのこと。

日本人は泳いだりビーチバレーをしたり何故か砂に埋まったりと何やかやと活動している人が多かったのだけど、外人さんはピーチパラソルを立ててデッキチェアに寝そべって本を読んだり、ボーッと海を見たりしている人がほとんどだった。

当時は若かったので「何もこんな所に来てまで本なんて読まなくても……」と思ったものだけど、この年齢になって彼らが本当に休んでいたことを理解した。

日本人はこの点、まだまだ遅れを取っているのではないかと思うのだけど、いかがだろうか。そして、家族サービスお疲れ様です。

お読み頂き、ありがとうございました。

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