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昨日の3衆議院議員補欠選挙の結果を見て思ったこと

今日も朝からよいお天気。気温がまだ30℃に達しておらず、割と快適ではあるのですが、日差しの強さには参ります。日焼けをものともせず外に遊びに行けた子どもの頃、その体力はどこから生まれていたのでしょうか。

さて、……。

昨日、東京15区、島根1区、長崎3区の3つの選挙区で衆議院議員の補欠選挙が行われた。即日開票され……というか、開票される前の20:00時点でいずれのテレビ局でも当確が打たれ、当選者が(ほぼ)決まった感があった。

出口調査って全ての投票者に聞いたわけではないはずだけど、それに基づく当選予想が外れた例は少ない。今回はその後のリアルの開票において、いずれの選挙区も大差であったこともあり、見込み違いは発生しなかった。

結果として、3選挙区とも立憲民主党の候補が当選した。これについては「今ならこうなるだろうな」が私の感想。政権与党が自身に対する批判に対応しきれていないのだから、やむを得ない。

ただ、立憲民主党だから投票したという人が多かったわけでもなかろうと思う。かの党はこの点をはき違えてすぐに調子に乗る悪癖があるので、特に釘を刺しておく。

島根1区は唯一自民党と立憲民主党が直接対決したので分かりやすい。候補者は、自民党は中国財務局長まで務めた官僚出身の新人、立憲民主党は元参議院議員という対立の構図で、知名度に大きな差があった。これに逆風が吹いたとなると、逆転はなかなか難しかったのではないか。

次に長崎3区であるが、ここは自民党が擁立を見送り立憲民主党と日本維新の会の対決となった。ここも立憲民主党は前議員とはいうものの前回の選挙では比例代表の九州ブロックで復活当選した候補に対し日本維新の会は新人の候補。知名度と経験がモノを言ったのかダブルスコア以上に差が付いた。

そして東京15区であるが、こちらも自民党は擁立を見送った。その他から当選者も含めて9人が立候補したが、元区議会議員の立憲民主党の候補が、次点の候補者に2万票近くの差を付けて当選した。

終わってしまえばこんなものであったが、投票率が低かったことは特筆しておきたい。島根1区は54.6%、長崎3区は35.4%、東京15区は40.7%である。低投票率は浮動票が減るので組織を持つところが有利だとされてきたが、この結果とは合わないように思う。

そして、何よりも自らの選挙権を行使しない人がこの逆の割合で存在することに驚く。もしかしたら、意外と生活苦ではない人が多いのではなかろうか。生活が苦しいと思うなら、生活をよくしてくれる人を選びに行くだろうから。

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