『いかないで』「私をおいていかないで。」あなたに縋る私の手を、まだ温かなあなたの掌が包む。苦しい息の中、あなたは私に言う。「待ってるから…ゆっくり…おいで…。」優しい微笑みをくれる。苦しいはずなのに…私を気遣ってくれる。私の我が儘に答えて、優しい微笑みを称えゆっくりと瞳を閉じる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?