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ワーホリに行く理由

私は新卒から3年勤めた上場企業を退職し、ワーホリでオーストラリアへ行くことを決意しました。

そのことを伝えると、
『行った後どうするの?』と聞かれることが多々あります。

結論、何も決まっていません。

もちろん簡単に決断できたわけでもないし、将来への不安が込み上げることもあります。
ただ、会社を辞めてでも挑戦したい一つの理由が自分の背中を押しました。

それは【レールから外れたい】という想いです。


私は今まで、こんなことを漠然と考えていました。

『自分がやりたいことをしたい!』
『好きなことに熱中したい!』
『成功したい!』

社会人になっても自分がこの先どうなりたいのか、何をしたいのかを考えては、毎日の仕事に忙殺されていたり、自己啓発本を読んで成長した気になって、結局何も行動に移せなかったり、、、

そして、いくら考えても考えても、
"やりたいこと"が何なのか全く分かりませんでした。

そうして自分と向き合う中で、今まで熱中したことは何だろう?と、ふと考えました。

  • 高校野球

  • 大学受験

  • アルバイト

  • 英語の授業

  • 営業

これらを考えたときに、
ちょっと他のことより得意だな、自分にとって難易度が高い環境だったな、など、ちょっとした気づきはありましたが、自分が何をやりたいのかはハッキリしませんでした。

ただ、1つ分かったことがありました。

それは、全てに共通して、
自分で決断して行動に移したということです。

野球をしてみて守備の楽しさに気づき、授業中も守備の時の最適な足運びを考えたり、
アルバイトで料理の楽しさを知り、アルミパンを買って家でパスタをひたすら作ったり、
営業でも目標達成の喜びを知り、連続して目標達成したいと思い、戦略を立て毎日実行したり、など。

自分がやりたいと思ったことをやってみる。
やってみて好きなものは自然とのめり込む。

まずやりたいと思ったことを行動に移すこと。それが何よりも大切だと気づきました。

それから、YouTubeで興味を持った「コーチング」を受けてみたり、今度は自分がコーチングをする側として学びたいと思い、30万円以上するコーチング講座を受けてみたり、副業でコーチングをしようと業務委託元となる会社の面接を受けたりもしました。

でも、何か違うなと。
自分が心からやりたいとは思ってないなと。
『そもそも何で仕事してるんだろう』とも思いました。

考えてみれば、
「〇〇しなければならない」
「〇〇した方が良い」
「〇〇するべき」
といった合理性ばかりを考えて、
自分の"やりたい"という気持ちに自然とふたをしていたのです。

そんな時に、たまたまYouTubeでワーホリをしている人のVlogを見て、
『そういえばこれしたかったんだった!』と脊髄に稲妻が走った感覚がありました。
(すみませんチャンネルを失念しましたが、とにかく色々なワーホリVlogを夢中になって見ました)

もともと英語や洋楽、洋画などの海外の文化や、海外の方とコミュニケーションを取ることが好きだったり、大学2年生の時にワーホリの説明会に行ったのに、結局色々言い訳をして諦めたことも思い出しました。

少なくとも休職が必要なのでためらいましたが『やってみないと一生変われない』
その想いが強かったです。

また、自分で決断して行動に移したいなら、人の居心地だけで選んだ今の会社にいるのも違う。
このまま理念に共感していない会社にいたら、自分で決断したことじゃなくて、社長がやりたいことを手伝っているだけでは、、、

そう思い、
休職ではなく退職を決意しました。

正直、不安もあります。
会社を退職することで自分の行動を自由に決められるという環境は、突然初めて降り立つ街で生活を始めるような感覚でもあります。

それでも自分が乗りたいと思っていない列車に乗り続けるよりは良い決断だと、僕は信じています。

こうして【レールから外れる】ことで、
「〇〇するべき」という世間体にとらわれず、
「〇〇したい」を大切にした、
自分らしい人生を送りたいと思っています。

そのための"はじめの一歩"として、
ワーホリに行ってきます。


僕のように"やりたいこと"が分からないという人は日本で多い気もします。
環境のせいにするわけでは無いですが、個人的には学校教育の影響もあると思っています。

1つ1つに正解が決まっていて、みんなと同じことを同じようにする仕組みで、その枠組みの中で正解とされることをすると評価される。

そうした中で僕は今まで、親や先生、社会にとっての良い子になれるよう無意識に世間体を気にして進路を決めてきました。

ただこれからは、1度きりの人生を最高に楽しむためにも、自分の中の正解を見出しながら少しずつ前に進んで行きたいと思います。

まず、やってみる。

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