マガジンのカバー画像

10万個の子宮

14
平凡社版の『10万個の子宮 あの痙攣は子宮頸がんワクチンの副反応なのか』の全文に加え、本書ができるまでのいきさつをつづった「10万個の子宮ができるまで」、「ジョン・マドックス賞ス… もっと読む
子宮頸がんワクチン問題について科学と社会学の視点から包括的に書いた本はこの1冊だけ、類書はありませ… もっと詳しく
¥1,400
運営しているクリエイター

2017年12月の記事一覧

ジョン・マドックス賞受賞スピーチ全文「10万個の子宮」

Riko Muranaka The John Maddox Prize Speech 2017.11.30, London 世界では毎年、53万人が子宮頸がんと診断され、27万の命が失われている。 現在では子宮頸がんを防ぐワクチンがあり、世界130カ国以上で使われているというのに。   しかし、近い将来、ワクチン接種率の高い国では、子宮頸がんは歴史の本でしか見つからない過去の病気となるだろう。 けれども、その道のりは決して簡単ではない。 2013年4月、子宮頸がんワクチ