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Day1【J-starXフィンランド派遣】

Moi!
(フィンランド語でこんにちはだそうです!)

極寒のヘルシンキから記事を書いています!
『J-starX』という経済産業省主催の起業家育成・海外派遣プログラムに参加しており、9日間でフィンランドのスタートアップエコシステムや起業マインドを学びにきました。

https://j-starx.jp/course/dispatch-630/


学生対象のフィンランドコースは8月に選考があり、全4回の事前オンラインプログラムや決起会を通じて、渡航への準備を進めてきました。


フライト

そして当日、フライトはロシア上空を通れないため、アラスカ側から北極圏を通って約13時間の長旅でした。憧れのフィンエアー!!私はベジタリアンオプションの機内食を選び、ブルーベリージュースと合わせて、丁寧な味付けでとても美味しかったです!包装紙やカトラリーも紙でできており、サスティナブルな印象がありました。

朝4時に空港に到着し、−13°の寒さに凍えました。最初は大丈夫そうなのですが、だんだん体の感覚がなくなっていく感じです。この時期は日の出が8時半ごろだそうで、まだまだ長い夜でした。

フィンランドのパン

ホテルに到着し、朝食ではパンの種類の多さに驚きました!
定番のシナモンロールももちろん美味しいのですが、ここでは初めて見たパンをご紹介します!
まずはライスペストリー。フィンランドの伝統的なパンで、ミルクがゆのようなものが入っています。とても優しい味わいで、一つでも想像以上のボリュームがありました。

朝散歩

日の出を見に行こう!!
ということで海が見えるところを目指しました。20分程度歩いたのですが、かなり寒さが厳しく、すぐに顔が真っ赤になってしまいました…
冬の北欧は、ニット帽+フード、タイツ+ズボン、手袋+ポケットが必須ではないでしょうか??

桟橋から歩いていくと、観光名所の一つである寺院とヘルシンキ大聖堂が見え、建物の美しさに圧倒されました。ロシア統治時代にできたものも多いそうで、タマネギ型の先っぽが愛らしかったです。



寒さから逃げるようにふらっと入ったカフェが居心地が良く、とても素敵でした。初めて顔を合わせたメンバーも多く、たくさんお話をすることができました!

世界一の公共図書館『Oodi』

ヘルシンキ中央駅から2分ほど歩くと、ガラスと木のコントラストが美しい波打った屋根の建物が見えてきました。
一階には『出会いの場』新しい本やチェス用のテーブル、返却システムがあり、家族連れで賑わっています。
二階は『創造の場』3Dプリンタや実験室などさまざまな道具が用意され、ギターが作られていたりします。
三階は『読書の場』雲のような高い天井と低めの本棚によって、開放的な印象がありました。キッズスペースや外国語の本も充実していて、日本語の私の大好きな本もあって嬉しかったです。
椅子や机の形もフィットしていて、各々が自由に勉強したり、読書をしたりと落ち着いた時間が流れていました。

キアズマ現代美術館

フィンランドでは18歳以下は美術館・博物館が無料!
ということでアート散策もしました。
うねりを感じる内装は、階段ではなくスロープで5階まで上がることができ、各階でそれぞれの展示会が行われています。
空間から匂いを体験するものまでさまざまで、ジェンダーを扱った日本ではあまり見かけないようなテーマのものも多かったことが印象的でした。
小さい子どもたちも家族で鑑賞を楽しんでいて、小さい頃から感性を磨ける環境が整っていてすごいなと思いました。

Ateneum国立美術館

キアズマから徒歩5分くらいで着く美術館があったので、迷わずハシゴしました!
重そう感のある建物で、ドアを開けると合唱団の歌声が響き、思わず聴き入りました。自然との共生をテーマにした作品が多く、次回のフィンランド訪問のときは森や湖に行きたいと強く思わせてくれました!
時代によって作風が変わっていたりと、やはりアートはその時の人の心を反映するのだなと教えてくれました。

スーパー散策

旅をしたとき、私が一番大事にしていることは、そこに住む人たちの日常を探しにいくことです。スーパーは食事という意味でとても良い教材だと思っているのでさっそく訪れました。
入ってすぐにお寿司コーナーが!和食が人気なことに嬉しい驚きでしたが、アボカドが刺身の代わりになっていたりと大きく形を変えているものもあり、これはSushiなのか…?と思ったり。気になったので食べてみると、塩気が多いものの、サーモンの美味しさとマッチしていて、とても美味しくいただきました。


いわゆる”オーガニックスーパー”という印象が強く、フルーツやパンはそのまま積み上げられて、買い手が紙袋に必要な量を入れる、という方式でした。
しかし、マンゴーやアボカドといった、健康志向でありながら環境負荷の高いものが人気なようで、どの程度その背景が理解されているのか気になりました。

政府関係者との夕食会

在ヘルシンキ日本大使館の職員の方々やHelsinki Partnersといったゲストとともに夕食をいただきました。ヘルシンキのスタートアップをご紹介いただいたりと大きな希望を感じられる時間でした。テーブルでは労働力についてのディベートが白熱し、競争と福祉のバランスについてさまざまな意見が飛び交いました。


時差ボケでふらふらになってしまいましたが、とても充実した1日でした!
明日からは本格的にプログラムが始まるのでゆっくり休みたいと思います!


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