50代日記

泌尿器科の先生

私は、ここのところ尿が近い。この歳になると良くあることらしい。
いわゆる頻尿というものだ。近くにできた泌尿器科を受診してみると、
その先生はなかなかの男前である。男前に頻尿報告をするのも辛いが、
出張の多い私は、移動中トイレに行くことばかり気にしなくてはならず
とても面倒くさい。
で、「先生、尿が近い。頻尿です。」と告げたのだが、先生は、「過活性膀胱ですね。」と優しく言い直してくれ、それからその先生との付き合いが始まっている。いくら男前であっても頻尿患者としては、最初に一番知られたくないことを知られている身、本当にひどくなった時だけ行くようにしている。そして、本日最近の寒さもあって症状がひどくなり、久しぶりに行った
のだが、いつも尿検査だけやって薬をもらうだけなのに、今日はエコー検査をしましょう!と言うではないか!「はい、おなかを出して」と言われたのだ。よく考えると今日はあの普段用のパンツをはいている。
それならそうと、言ってくれないとあのパンツ詰め放題で勝ち取ったパンツを履いているのだ。もう、本当に踏んだり蹴ったりだ。これは、私の普段からの心構えの問題なのだろう。大体、パンツには勝負用とそうでないものはあるにしても、仕事用と普段用と分けるこの心が終わっているのかもしれない。いつ何時も、誰に見られようとそこそこのパンツをはいている女こそ、真の女なのだ。

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