転職ほやほや夫婦がマンションを買った話⑩

前稿では、妻が人生初の内見をした物件について書き始めました。

帰宅後妻から感想を聞いたところ、以下の通りでした。
【良かったところ】
・売主のファミリーは好印象
・不動産屋のお兄さんも丁寧で感じが良かった
・24時間ゴミ捨て、食洗機はうれしい
・収納も多いのは良かった
【悪かったところ】
・やっぱり狭く感じた。フローリングの色が重めだからなおさら気になる。
・採光も気になる。
・眺望も気になる。もっと抜けてて欲しいし、お寺ビュー、墓ビューは嫌だ
・ウォールドアの部屋も四畳半しかなく、リビングもあまり広くないので実質2LDKだと思った
・買うならもっと広さを感じる部屋が良い
・結論としてはあそこを買うなら今の賃貸継続したい

この感想からして、採光や眺望を捨てられないとなると、比較的割安だが戸建てや低層賃貸マンションと被ってくる2階、3階は難しい。
となると中層階以上を選ぶ必要があります。
向きもこだわる必要があるかもしれません。
また、広さも捨てられないとなると、70平米前後は必要になりそうです。
ここでさらに慎重に考えてみました。
今後(2023年以降)も不動産市況が上り調子である保証はありません。というよりむしろ、数年は下り坂の可能性の方が高そうです。
何となく資産性、と思っていましたが、そもそも資産性云々を言うのであれば、極論を言えばもっと予算を上げるか、同じ予算でも都心に近い場所の築古2LDKを買うべきです。
それができない時点で、結局は自分は資産性には振り切れないわけです。
ある程度住んで残債割れしなさそう、もっと言えば大損しなさそう、でも十分なのではないか?
資産性があると思って買った物件に我慢して住んで、結局思っていたほどの資産性はなかった、となるのが一番バカバカしいのではないか?と思うようになりました。

そして最終的には、
・5年以上腰を据えて長く住みながら確実に残債を減らしていくことができ
・かつ短期的にいきなり価値が暴落することは考えにくく(短期間で売らねばならなくなったとしてもきちんと売れ、その際に仮に損が出ても十分補填できそうと思われる)
・上手く行けば残債割れしないと思われる
物件、これをもっと言語化していくと、家としての基本的な要素がしっかりしていて、需要が底堅い、手堅く思われる物件を探すことが自分たちにとっては一番大切だと気づきました。
そう考えると、妻の要求事項(駅近、周辺商業、採光、眺望、広さ)はまさしく家としての基本的な要素です。
また、私の要求事項(街力、マンションとしてのカッコ良さ、大手デべ分譲であること、学区の良さ)ももちろん重要です。
加えて、妻の実家から遠すぎないことも加点要素でしょう。
ここまであれこれ書きましたが、結局は夫婦二人がどちらも納得する物件を買うことが一番大切、という当たり前のことに気づいたのでした。
(つづく)


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