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私とYMO。馴れ初めから。

私の人生において、最も大きな影響を与えたミュージシャンはYMO(Yellow Magic Orchestra)である。

実はYMOを初めて聴いたのは、オリジナルではなく、カバーだ。
「YMO vs. minimums」というマリンバ×2 & パーカッションという編成でのカバーアルバムだ。

当時小学生だった私は、このアルバムからエキゾチカでグルーヴィーな世界観に心奪われたのを覚えている。特にコズミックサーフィンが気に入っていた。

そのあとしばらくはYMOという存在から離れていたかもしれないが、第1回のイエローマジックショーとNHKライブをテレビで家族で観た記憶はほのかにある。

中学時代、クラシックのCDばかり漁っていて、国籍、時代問わず様々な作曲家を探索していた。その作曲家の一人として「坂本龍一」があった。
初めて聴いた坂本龍一のアルバムは「点と線」という箏のための協奏曲だ。


沢井一恵といえば、ジョン・ケージのプリペアドピアノのための曲を「プリペアド箏」で演奏するなど割とコンテンポラリーな箏奏者だ。

これを聴いていた2010年ごろ、坂本龍一といえばクラシック音楽作曲家としてのイメージが強く、まさかYMO、、というかテクノをやっていたなんて全く想像もつかなかった。

高校時代、ラジオを通じてクラシックから飛び出して色々な音楽を聴くようになった。特にNHKFMは流行りや人気に左右されず、軸を持った選曲で楽しませてくれるのでかなりお世話になっている。

そんなNHKFMで2013年7月22日から8月9日の平日、24時から1時まで「とことんYMO とその界隈」というYMOを特集する番組が連続で放送されていた。
それを聴いた私は、日に日に徐々にYMOの魅力にハマっていき、放送が終わる頃には「ファン」になっていた。
ちょうどその期間中、部活の合宿があったのだが、合宿中も部屋でラジオをつけ、しかも相部屋の部員にも布教していたのが懐かしい。

それから、まずはYMOのアルバムを少しづつ借りたりしながら聴き漁っていった。

もちろん後追い世代なので、聴き始める順番はバラバラである。

Service、1st、テクノポリスあたりから聴き始めたのかな?(記憶は曖昧。)
少ししたら、数少ないYMOを知っている高校の友達から細野さんセレクトのベスト盤「YMO GO HOME!」を勧められて早速借りて聴いた。

まだそのとき「増殖」を聴いていなかったから、
ジングルの次はライディーンって耳に刷り込まれていったな。

そこから水を得た魚のようにどんどん聴いていったが掘れば掘るほど新しい情報が出てきてハマっていくのであった。

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