子どもが幸せに、自分らしく育つには。〜感情を大事にすることは、野放しにすることではない〜
まだお喋りはほんの少しな3才息子と9ヶ月の娘を子育て中のリケジョママのページにお越し頂き、本当にありがとうございます😊
今日は、「子どもが幸せに、自分らしく育つには。」の第五章を書かせて頂きたいと思います。
この記事は、”子どもとどう接したら”もしくは”子どもに何を教えたら”「自分らしく成長し、その子が自己実現ができるのだろう。」なんてことを日々考えているリケジョママが、私なりの今の考えをまとめているものです。
前回の記事では、「すべての感情は自分の価値観を知るためのメッセンジャー」であり、子どもの感情を否定せず言語化してあげるのが重要、なんて話をさせて頂きました。
ここで重要なのは、「感情を否定せず大事にする」ということは、「感情を野放しにすることではない」ということです。
ということで、今回の記事では「感情を大事にすること」と「感情をコントロールすること」一見、相反する二つの事柄について、どちらも大切であり、共存できるという立場をとる私の考えをまとめさせて頂きます。
💭感情が馬だとしたら・・
「自分と心(感覚や感情)を馬車に例えた」ヨガの教えがあります。
ヨガの専門用語や専門的な概念があり、全てをここでご紹介するのは大変なので、かなり端折ってご紹介しますと、
馬車の「馬」が「感覚や感情(心)」、「御者と手綱」が「知性や思考(理性)」、馬車の「乗り物部分」が「身体」、「馬車に乗る人」が「真の自分」という例えです。
❤️感情を大事にするということは
前回の記事でご紹介した「感情を大事にする」ということは、この例えでいくと、「馬に愛情を注ぎ、大切に扱う」ということと同義だと思います。
「感情をコントロールする」と聞くと、「感情を抑制する」と混同されがちですが、そうではありません。
馬車を引く馬を蔑ろにし続けるとどうなるでしょうか?そのうちそっぽを向いて、人の言うことを聞かなくなるかもしれないし、馬の体調が悪くなって馬車を引けなくなってしまうかもしれません。
そうなってしまうと、馬車は目的地まで辿り着くことができませんよね。
人の人生でも同じことが言え、感情を大切にし心を健康な状態に保つことで、人生のゴールに向かって歩んでいくことができるんだと思うのです。
💥感情を野放しにすることではない
一方で、「感情を大切にする」ということと「感情を野放しにする」ことも混同されがちです。
馬車を引く馬の赴くまま、手綱を引かないでいるとどうなるでしょうか?
今度は、馬が嫌がることがあったら動かなくなったり、逃げたりするかもしれないし、人参がぶら下がっていたら、行きたい方とは別の方向に走り出してしまうかもしれません。
そうなってしまうと、これまた馬車は路頭に迷ってしまいます。
人の人生でも、ゴールに行き着くには感情や感覚を野放しにするのではなく、大切に扱いながらもコントロールする立場である必要があるのです。
そのために、御者、つまり理性があるのです。で、理性というのは発達段階から言うと、かなり後から育ってくる部分です。
ですので、子どもが幼いうちは、子どもの馬車の御者の部分を親が補いつつ、御者が育つように促してあげる必要があるのですね。
🌞幸せになるには
ヨガでの教えは、「馬車を制御することで幸福になる」と説かれています。
前回お話した「感情を言語化してあげる」というのは、怒った馬に御者がこんな風に話しかけてあげるのと同じことかもしれません。
このように、親が御者の役割の見本を見せていくことで、子どもは自然と心をコントロールする術を身につけていくのかもしれません。
と言っても、大人になっても御者の役割を完璧にするのは難しいものです。
子育てしつつ、”自分も成長できればな”と思う今日この頃です。
どうぞよしなに。
🏇馬車の例えが面白いなと思った方へ
今回ご紹介した、馬車の例えが面白いなと思ってくださった方は、ぜひこちらの記事をご覧ください。
ヨガの専門用語もありますが、非常に分かりやすく、より詳細に今回ご紹介した教えを解説してくれています。
ちなみに、なぜ今回ヨガの教えの例え話をさせて頂いたかと申しますと、実は私、ヨガインストラクターの資格を持っているからです。
最近、子育てで教えることはできていませんが、私はヨガからかなり多くのことを学び、そして助けられてきました。
その学びを文章でお伝えし、どなたかのより良く生きるヒントになったら、そんなに嬉しいことはありません。
リケジョママの記事をもっと読みたいなと思ってくださった方は是非こちらをご覧ください👇
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