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【セルフケア】頭ハッキリ長生きのコツは?と訊かれて


先日友達とズームで話していて、あと5分で切らねばならない時間ギリギリにとつぜんお題を出されました。「50代女性としてナニカ、ここに気を付けていれば健康になれるってのを一つ教えて!」

何という無茶ぶり…しかも相手は、もともと筋金入りの健康オタクで知識豊富です。さて困った、そこで、私がお話したことを書きます。

脳の疲労を効果的に回復させる方法の1つが→→→ずばり、「手」へのアプローチです。

肩コリや首コリと、手や(指や腕も含めて)の疲労が関係していることは、多くの方がご存じと思います。それは、上肢への神経が首の下の方から出ていることと、筋肉のつながりから説明することができます。
でも、手と脳の関係はもっと深いものです。
「ペンフィールドマップ」という図があります。脳の感覚野・運動野の分布を示したものですが、これを見ると、体のほかの部分にくらべて手がとても感覚鋭敏であること、脳と相関していることが分かります。そのほかには顔、それからクチビルですかね
感覚神経も、運動神経も、脳と手はとっても密接に行き来している、ということです。

脳梗塞などで不自由になられた方が、手のリハビリをされますが、それは日常的な動きを取り戻すだけではなくて、手から→→脳の機能そのものを回復させる目的があるそうです。
私達も、体のほかの部分を動かそうとして、先に手指が動いちゃうことありますよね。それは手への運動命令がいきやすいからです。

だからずばり、「手や指が柔らかい高齢者は、頭はっきりで長生き」なんです!
私は、とあるばあちゃんを施術した後に、ご家族に「長生きされますよ。だいじょうぶ」と太鼓判を押したことがあります。たくさん働いてきたのに、ごわつかず、ふくよかな手をした方でした。100歳過ぎて、毎日縁側をふき掃除して、元気に暮らしておられます。

脳が疲れたなと思ったら、私自身はまず、眼と耳をケアします。眼と耳は、脳が外世界に接したようなもんだと思ってるので
でも他者を癒すにはまず末端、手です。手をほぐしていると、クライアントさんもよく寝ます(笑)ぜひ、みなさんも手を冷やさない、マッサージする、爪を揉む、ご両親の手をにぎる、そんなところから試してみてください。ご主人やお子さんの手も、揉み揉みするといいことあるかもしれません。


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