見出し画像

【茶手揉み】品評会茶2日目

茶手揉み2日目

新芽の顔つきは日々変わる。
たった1日の雨で、水分をたっぷり含んでいるようで、新芽は蒸した段階で「あ、昨日とは違う」重たく感じられた。

「手離れ」(あとは乾燥のみ、という段階)までで、昨日より2時間多くかかった。茶芽の状態だけじゃない、空気中の湿度にも左右される。
お茶農家さんはそんな新芽の顔つきを見ながら、揉み具合を変えるんだ。機械揉みだって同じことだ、誇らしい日本の技術だよ。

いつも同じお茶が、同じ味で飲めることの方が不自然なんだよ。


今日は中干(ナカヒ)の段階から師匠と分けてみた。揉み切りという段階の技術が、仕上がりに大きく差をつけるのはわかっている。私はいつも、師匠が伸ばした茶を曲げているようで引け目がある。
もちろん、出来上がった茶の差は歴然だ。それもまた学び
師匠は師匠の段階の、私は私の段階の学びを得た。人生ずっと精進できるものがあって嬉しいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?