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【商業出版する方法+279】編集者との打ち合わせのさい大切にしたい3つのこと。

元KADOKAWAのビジネス・実用書商業出版プロデューサー
編集者
経営コンサルタントの渡邉です。

先日私の出版コンサルのクライアントさんから、嬉しいメールをいただきました。

「渡邉さんの指導で企画書を発送していったら、◯◯社さんの××さんからZOOMでお打ち合わせしたいと連絡いただきました」

いい感じです!

出版で大事なのって

・いきなり合否判定をもらう

ではないです(笑。

受験じゃないんだから・・・

第一関門として「編集者からの打ち合わせ連絡」が入ること、、なのですよね。
 
 
ここがとてもキー行動です。

編集者からの打ち合わせ連絡が入るということは、、

その企画書のコンテンツに編集者が価値を見出している証拠です。
 
 

だから仮に1社で出版が最終決定しなくても、、べつの会社で決まる。。

ということも大いに確率が上がりやすくなりますね。

また実際に現場の編集者と話をしてもらうことで、出版したい側として「身が引き締まる」心持ちになりやすいです。
(そう発言するクライアントさんも多いので^^)

ケースによっては「編集者(出版社)はこんなことを求めているんだ!」とリアルな出版の現場の事情がわかったりもするので、、より本格的に出版決定への行動の道が開かれたりもします。

一方で「編集者と実際に話をする」ということで、

>あ、私・・・出版という願望達成を実現するためのコンフォートゾーンが広がってない、
 

という「現実」に突きつけられることもあります。
そういう方も多く見てきました。
 
 
でもだからと言って、、

・出版するために「あなたはここが、たりてない!」

みたいな書き方をしたくありません。

「不足感」にフォーカスしないでいただきたいためです。

だって、人全て「不足している」ことなどないので。

ただ著者として活動している人の9割以上は、、

出版に向かって「ここが不足してないから」もっと実力(実績)をつけなければ・・

みたいな考え方よりも、、

・コンフォートゾーンを広げる

行動に視点をすえ、動いているなあ、と思わされます。

だからこそ
・不足感
・たりてない
・実力がない
・実績がない

みたいな昭和の発想は、令和の出版活動ではやめてくださいね。

 
 
ちょっと横道それましたけど、とにかくは

・編集者と打ち合わせする

ことが出版の道を拓く最短ルートであることを覚えておいてほしいと思います。


そしてこれもよく聞かれますが、、

「編集者さんと打ち合わせする中で、気をつけておいたほうがいいことってありますか?」
 
 
です。

これについては、クライアントさんのステイタスや出版企画のテーマ・ジャンルによる「個別アドバイス」にはなるのですが・・
 

大まかなポイントを3つだけお伝えしておきます。

1、リラックスして打ち合わせを行おう

当然と言えば当然ですけど(^^

変に緊張する必要はないと思います。

普段のあなたで、打ち合わせに臨みましょう。

また時々いるんですが・・・

→編集者は「出版の先生」ではありません!

だから「先生・生徒(自分は)」みたいな
ヒエラルキーで捉えなくていいです。
 
 
著者と編集者は「対等」です。

 
著者がえらい!
出版社の編集者こそ権限を持っている!
  

なんてことはもう今の時代ないですよ。

 
対等で公平なビジネスパーソンとして、穏やかに丁寧に普通に打ち合わせに臨みましょう。
 
 
 
2、出版社からの条件提示は基本「のむ」

ベストセラー作家
大御所作家

の先生なら話はべつですけど、、

ビジネス書や実用書業界で著者として活動したいなら、出版社からの条件提示があった場合は基本全て「同意」の方向でお願いします。

企画会議の流れであったり
印税であったり
初版部数であったり
原稿の締め切りであったり・・

一方的かつ強制提示はないと思います。「相談」としての「案内」が出てくることのほうが多いでしょう。

ですが出版社も著者(新人著者)を悪いようには扱わないことが9割。だから安心してくださいね。

そして先輩著者の方々においても、大体が出版社の条件にのんでくださいます。

まあビジネス書や実用書の著者さんは、印税で食べている人はほとんどいないので、、その辺をどうのこうのゴネる人は、、私もあまり会ったことはないですね(何十万部のベストセラー著者などは、またべつの話ですが)
 
 
だからぜひ同意の方向性で、打ち合わせを進めてもらっていいでしょう。
 
 

 
3、書籍買い取りなどの条件提示が出ることもあるのか??
 
 
出版社の中には、「書籍買い上げ」の相談や条件提示などが入ってくるパターンもあります。
 

その際は「落ち着いて」どうしたいかを対応しましょう。
慌てふためかない。
詐欺だ!とか、話が違う!とかざわめかないように。

書籍買い上げが必要!と言われて興醒めした!!

なんて批判をnetやSNSでも見かけたり、いろんなところから漏れ聞いたりすることあるけど、、

 
本も「ビジネスの世界」なのでね。。って感じ。
無料であなたの本を出版するボランティアじゃないですから。

 
なお、書籍かいあげが前提条件となるような会社は、、私が知っている出版社さんでは1〜2社くらいしかありませんが、そういう会社が「変な出版社!」「詐欺だ!」ってことは全然ありませんし・・・

基本クライアントさんにも、そういう出版社を積極的&強制的にアプローチしていったり勧めることは、私のサービスではありませんが、、
(もちろん、出版社の方針とクライアントさんとの”相性”で、すすめることもなきにしもあらず、です。でもかなり稀な話ですけどね)

あなたがご自身で動かれる場合だと、、「考え込んでしまう」ことはあるでしょう。
 
  

もし買い上げが”条件”としてあって(出てきて)「違うな」と思うのであれば、特にお話を進める必要もありません。
 
 

全然次の出版社との出会いのために、行動すればいいだけの話です。
  

ただビジネス書や実用書の業界では、いやがおうにも著者サイドでも「販促・広報」はやっていく必要があるので、

 
結局「出版社から数十冊や数百冊を買い上げ」される著者は99%ですけれどね(^^;;
その際は2〜3割ほど割引で買取できて(出版社によって条件は異なります)、定価で著者の方で販売することも可能。
 
 
 
ただ買い上げとか云々以上に、出版社や編集者との「相性」が大事なので、自分と相性の良い出版社編集担当者を探す!という意思がポイントです。

 
その意味では

>婚活とよく似ている

と言われることも多いですね。。


なお、私の出版コンサル/プロデュースサービスを導入いただいているクライアントさんには、この辺のより詳細についてそのかたのステイタスや出版企画・テーマ・ジャンルに応じてお伝えしておりますね。
 
興味があれば、ぜひ以下の案内からアプローチしてみてくださいね。
 
今日はここまで。
 
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