夜㴱

昼夜逆転してる女の日常、恋とか愛とか。

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好きなひと

この頃だんだんと朝と夜の気温が下がるようになって、冷たい風にあたると初めて彼に会ったときのことを思い出す。 付き合い始めたのは夏頃だったけれど、私たちが初めて顔を合わせたのはもう秋というよりかは冬がちらつきはじめる11月頃だった。 そんな彼と付き合って一年がすぎた。 自分自身初めての遠距離恋愛、しかも10歳下の彼氏。歳を取れば歳の差なんて関係ないって言えるかもしれないけど学生と社会人っていう明確な立場の差がなかなか受け止め難かった。 でも自分の好きという気持ちに嘘はつけないし

    • キヅキ

      これは彼と外を歩いていたときの話。 前に家族連れがいた。 その中の一番小さな子どもが不思議な歩き方をしていて、私にはその理由がわからず特に深く考える事はせずただ首を傾げていた。 横目で彼も同じようにその子のことを見ていたので、なんとなく「前の子、面白い歩き方をしているよね」と話しかけたら 『色がついたところだけ踏んで歩いているんだよ』とすぐに返事が返ってきた。 彼の言葉に驚いて地面をよく見てみると白と灰色の細長いタイルが一定のリズムで並んでいて、小さな子どもでないと一つ一

      • DNA

        よく子を見れば親がわかるというけれど本当にその通りだなと思う。もちろん例外はあれど、その人の人格を形成するであろう幼少期に一番側にいるのは言うまでもなく親だ。 私ももういい大人だと言える年齢なんだろうか。去年思い切って胸くらいまであった髪を肩くらいまで切って、ついでに髪色を明るくしたことがあったのだが鏡を見て驚いた。あまりにも母親に似過ぎている。マスクをしていると余計にそっくりで、自分が老けたことへのショックもあったが何よりあまり好まない母親に似るのはなんとも言えない複雑な

        • 優劣

          人付き合いをしていく中で必ずでてくる友達と恋人、どっちが優先問題。私は東海オンエアが大好きなんですが、そのメンバーである虫眼鏡さんが個人チャンネルの中で『友達と恋人、どっちが大事で優先すべきか』ということについて話していた。先週私も彼氏に男友達と遊びに行ってきてもいい?と聞いたばかりだったので余計にタイムリーな話だなぁと思い真剣に聞き入ってしまった。 結論から言ってしまえばケースバイケースというか、恋人たちがお互いを傷つけ合わずに許し合えるルールを決めるしかないのかなぁと思

        • 固定された記事

        好きなひと

          ついさっきまで楽しかったことも、突然全てが嫌になって、もう生きることさえ諦めてしまいたくなるほどに落ち込んでも、またちょっとしたことで元通りになれるくらい、私は単純な人間なんだなって改めて思いました。 恋人の声を聞いて癒しをもらったり、愛をもらったり、はたまた優しさをもらって泣いてしまったり。ある時は友達と話して笑うことで元気をもらったり、一緒に考えたり、悩んだり、もう少しだけ頑張ってみようと思えたり。 どれも当たり前なことなんだけれど、当たり前ではないこと。大袈裟ではな

          恋人にnoteを読まれていた。noteを書いていることは隠していなかったがどのアカウントが自分だとか教えたことはなかったはずなのに、昨日の夜に彼と通話をしていたら突然私が以前noteに書いていた一部を口にされ自分の耳を疑った。 (…え?…私の聞き間違い?) 一瞬言葉に詰まった後に今なんて言ったのかと恐る恐る聞いてみると彼は当たり前のように『そうnoteに書いてあったよ』と答えたのだ。通話だから実際の表情がバレることはないけれども赤面していたと思う。彼はクスッと笑いながら『黒歴

          推し

          昨夜、某ボーイズグループのライブに行ってきた。ライブに行くなんてもう5年ぶりくらいの事で、チケットが当たったのは今年の5月頃だったので本当に待ち遠しかった。前の職場の先輩と推しが同じこともあり一緒に行く約束をしていた。この先輩は前に雨の中一緒にランチしてきた話に出てきた先輩と同一人物で、親ほど歳が離れているけれど友達であり第二の母のような存在。私は自分の母親が亡くなるよりもこの人が亡くなることの方がショックを受けるかもしれない。そんな先輩ともずっと飲みに行こうねなんて約束はし

          独占欲

          私の彼は私のことが大好きだ。 もちろん、私も彼のことが大好きです。 昨日の夜、突然彼が私の愛情表現が少なくなったから寂しいと言い出した。私の中で彼を想う気持ちは1ミリも減ってやいないし、正直そうかな?と首を傾げてしまった。今この瞬間だって彼のためなら人も殺せるし、死ねると思うくらいには大好きなのに…。彼は私のことをからかうのが好きなので、大袈裟にそう言って私を困らせたいだけなんじゃないかとも思った。でも話を続けていくうちにどうやら本当のことらしかった。 しばらく趣味にかけ

          独占欲

          最近よく目が変わったねと言われる。 嗚呼老けたのか、と先ず一番最初に思う。次に太ったのかな、とも思う。あとはまぁただ疲れているんだろう、日常的に寝不足だし…とか色々思い当たることを口にするが、みんながみんな口を揃えて「違う」という。じゃあ何だ、何が変わったんだ。他人から自分がどう見られているのかはそれなりに気になるし、女性に対して変わったという言葉はプラスにもマイナスにも取れるのだから軽々しく口にしないでいただきたい。結局のところ毎回会話の果てに行き着く答えは大人びたんだと

          分からない

          頑張ってる 頑張ってるよ、そう誰かに慰められたくて、認められたくて今日も生きてるのかもしれない。 だけど頑張ってる、偉いねと頭を撫でられたところで満たされるのはほんの一瞬だけ。次の瞬間には私なんて、と卑下している。 そう、結局は自分が自分を認めてあげられないのだ。認めてほしくて、褒めてほしくて頑張ってアピールしている自分が嫌いだ。本当はちっとも頑張っていないのに。私は本当は自分に甘いんだよ。だからこんな屑でどうしようもないんだ。自分を大事にできない。自暴自棄になるようなこ

          分からない

          "好き"の定義

          職場の先輩が同性愛者である。 とても優しくて仕事もできて尊敬できる先輩なのだが、ある時突然「別に隠してるわけじゃないんだけどゲイなんだよね」とサラッとカミングアウトされた。最初は驚いたものの、一緒に仕事をしていく中でもしかしてそうなのかな?と思う点はいくつかあったし直ぐに呑み込むことができた。 私は異性愛者だけれども同性愛について偏見もなければ、寧ろ同性の方が分かり合えることも多いんじゃないだろうかとか思うし、はっきりと同性に恋心を抱いた事はないけれど、どちらかというと男性脳

          "好き"の定義

          記憶の美化

          自然と時間が経つにつれて、記憶や思い出は美化されがちだ。どんなにその時は辛くてしんどい思いをしていたとしても、その誰かをずっと恨み続けたり嫌い続けたりすることにはそれなりの要力がいる。 そもそも嫌な思い出の人間にずっと想いを寄せておくほど無駄な時間はないと思う。だから私は全ての出来事を良かったことにして、悪い結果として残った部分は全てそれを選択した自分のせいにする。そうする事で割り切れてしまうし、なんだって自業自得、自己責任なのだと言い聞かせられる。 第三者から客観的にその

          記憶の美化

          好意

          最近、男女の友情は成立するのかという話題がよく出る。しかし話し合う度に永遠に答えのないものだなぁとも改めて解らされる。率直に私の意見を述べるなら”成立する”とは思う。でも身をもって成立させた経験はないし、正直あまり周りでも見かけることがないから無いに等しいのかも知れない……だからケースバイケースということにしておこう。 そもそも人と仲良くなろうとするとき相手に対して少なからず”いいな”と思う点がない限り、接点を持とうとはしないのではないだろうか。仕事や学校では仕方がないにせ

          投稿サボっていますが元気です、ニューカラーにしました♡

          投稿サボっていますが元気です、ニューカラーにしました♡

          『かっこいいな』

          今日はずっと前から約束していた前の職場の先輩とランチをする予定があった。 一緒に働いていた時はかなりお世話になったし、沢山可愛がってもらって、友達のようだけれど娘ほど歳も離れているし、私にとっては第二の母みたいな存在だ。 生憎の雨ではあったが、会えるならなんてことはない。 約束のお店まで傘をさして10分ほど歩いていく。 途中で先にお店に入っている旨の連絡がきて、少し急ぎ足でお店へ向かう。 お店へ到着し、店内を覗くとすぐにこちらに気付いて手を振ってくれる先輩がいた。お店の人

          『かっこいいな』

          もらってばかり

          泣きたくなるほど好き。 誰かを好きになる時の"しんどさ"というものは多分、きっと、いくつになっても変わらないんだろう。 いっそ君なんていなくなってしまえばいいのに、なんて。もしいなくなってしまったら困るのに。 いつだか君が自分以外の誰かのことで悩んだり辛くなったりするのは困るけど、自分のせいで私がしんどくなることはむしろ嬉しいことだと言った。 勘弁して欲しい、と思った。でも自分が君の立場だったならば同じことを言うだろう、とも思った。 付き合い初めはどちらかといえば君

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