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【うつ病エッセイ】太陽のパワーえぐい

今日寝ていたら急なまぶしさに、ギャッ!!と目がやられた。

カーテンの隙間から明るすぎる太陽光線攻撃である。ピンポイントに目に直撃した。

ちっ…。いつもならこんなヘマはしないのに。遮光カーテンをびっちり閉めて夜寝る前に再確認までしているのに。
絶対に太陽の光を入れないという意思のもとに。

が、しかし、ここ数日の寒波の影響で昼間でも薄暗かった。くもっていて、カーテンがあいていようが暗かった。それで油断した。隙間があいていたまま寝てしまったようだ。

この攻撃をうけたまま寝続けることはできない。ふとんをかぶったとしても、もう部屋全体が明るくなってしまっている。やはりカーテンを閉めたい。ハイハイの状態で閉めにいく。
ちっ…手の届く範囲にカーテンがあれば。目が覚めて数分で2度目の舌打ち。よくない。

無事にカーテンを閉めて、わたしはまた布団にもぐった。目をつむって時間を過ごした。3度寝である。

ふと目が覚めると、部屋が風船のように見えた。部屋というか窓が。カーテンが2箇所あるんだけど、その両方から太陽の光がこれでもかと漏れている。光で膨らんで、早くあけてくれ〜っと言ってるような気がしないでもなかった。

くっそう。明るすぎる。
観念して、あけることにした。

カーテンをあけるという行動は、結構わたしの体調をはかる指針になっている。
不調のときは日光がつらくてカーテンをあけたくない。セロトニンだとか太陽の光をあびろとか、くそくらえ、と思っているくらい。

今のわたしにこの光は耐えられるだろうか。
鬼みたいに消えてしまうんじゃなかろうか。
このまぶしさを、受け止められるんだろうか。
そんなことを考えた。

一気にはむりだから、ちょっとずつね、と自分に言いながら、少しだけカーテンをひらく。

ぽかっとした。
思っていたよりつよくなくて、あたたかい。
じわじわと、あたたかい。

窓の外をみると、雪はとけていて空はほんのり青い。

だいじょうぶそうだ。
いまのわたしにちょうどいい、そんなエネルギーをくれた気がした。ぐんぐんと何もしなくてもたまっていく。
瞬きがはやくなる。

太陽、やばい。

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