【うつ病エッセイ】夜に言葉をあびせる習慣
「消えたい」とか「今日何もしてないね」とか「無意味に生きたね」とかを、私いま、こんなふうに思ってるって言葉にして声に出したことはほとんどない。
いつも私がわたしに言っている、そんな言葉のほとんどはわたしが心にしまっている。
いつも心でつぶやいて、つぶやいて、つぶやいて、わたしにこれでもかと、あびせている。
だから慣れている。当たり前になっていて、ふつうだ。
よく自分をほめよう、一日のおわりに何かひとつでもいいところを見つけて自分をほめてあげようなんて言う。
わたしもやったことあるし、やらないよりやった方がいいと思う。
でもやっぱ「いつものあれ、お願いします」ってなっちゃうね。「いつものネガティブなやつお願いします」みたいな。
こっちがデフォだから。(いやよくないです)
そんなやばい薬みたいな言葉たちを、もし声に出して誰かに言ってしまったら、きっとその人もダメージをくらう。
わたしに何て返したらいいかわからなくて気を遣わせる。
自分に言われたわけじゃなくても傷つくかもしれない。
それが言葉で言霊だ。
私みたいな人間のせいで大切な人に危ない薬やナイフなんて、だめだよ。
言葉のナイフでズタズタになって息が苦しくなって眠りにつく。
それでまた起きて、ああ目覚めてしまったと思う。
そんな夜から朝。
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