LGBTフレンドリー企業合説に行ってきました!

どうも、絶賛☆就活中のレズビアン大学生こと「りぃな」です!

(渋谷の街並み)


先日東京・渋谷で開催された日本最大のLGBTフレンドリー企業の合同説明会「Real Job Rainbow」に参加してきたので、今回はその時の様子や感想をお届けします。

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まずそもそも、Real Job Rainbowというのは、JobRainbowというLGBTの就職・転職向けのサービスを展開する企業が運営するリアル(現地)イベントです。
JobRainbow自体は、インターネット上のサイトなどで、LGBTフレンドリーな企業を紹介する事業などを行なっています。
サイトはこちら

Realと付いている今回は、実際に会場に企業の人と求職者(就活生・転職希望者など)が集まって、直接話すイベントでした。

今回の会場は、東京・渋谷駅直結の高層ビル・渋谷ヒカリエ


ファッションやビューティ、雑貨などさまざまなお店が入るビルですが、その9階にある展示場のようなスペースで開催されました。
かなり上の階で、渋谷ヒカリエにお買い物に来たお客さんが迷い込まない場所なので、いわゆる「カミングアウトしていない知人にReal Job Rainbow来てたのバレちゃった」「入り口にあからさまにLGBTって書いてあって入りづらい!」みたいなことが、一切ありませんでした。
ツイートを拝見する限り、そのあたりも配慮されていたようなので、「さすが!」と思いました。

(JR渋谷駅から渋谷ヒカリエへ繋がる通路が、何故かレインボーでした!
何か関係あるのかな??)

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今回のReal Job Rainbow(略してRJR2019)のサイトを見ると、どのようなことがあったのか分かると思いますが、いわゆる合説って感じで、企業ブースが並ぶゾーンと、トークショーのあるスペースと、という感じでした。

トークショーはほとんど聴きに行っていないので、今回は企業ブースでの感想を!

今回の感想を大まかに分けると、3つでした!

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①躊躇いなく「LGBT」と言えてとても気持ちが良かった!

就活経験者の方ならある程度伝わるかと思いますが、いわゆる就活の合説って企業ブースで社員と学生が結構話せますよね?
その時に学生側から「休日はどれくらいありますか?」とか「選考フローを教えてください」とか、結構フランクに質問することが多くあります。

でも、なかなか「LGBT」という言葉は言いづらくて。
本当は、「御社はLGBTに関して何か取り組みをしていますか?」と聞きたくても、私もこれまで色々な合説に行きましたが、一度も人前で聞けずにいました。
他の就活生に変な目で見られたくないし、企業の人にも「この学生はLGBTなのかな?」と思われて印象悪くなるのも嫌だし。

でも、この場(Real Job Rainbow)は違いました。

LGBTフレンドリーな企業のみの合説なので、参加者の皆さんも堂々と「御社のLGBTに関する取り組みを教えてください」とか「御社は結婚お祝い金を同性カップルにも支給しますか?」とか聞いていて。
そして、それらに対して企業の人もめちゃくちゃ真摯に回答していました。
「〜〜という取り組みをいま頑張っている」
「制度としては◯◯をやっているけれど、まだ社内で浸透していないので、もう少し頑張らないとと思っている」
など、率直にお話ししてくださいました。

その時に、
「LGBT」という腫れ物扱いされずに、初めて対等な目線で話を聞いてもらえた
と感じました。

最初は、「就活の場なのにLGBTという言葉を言っている」ことが珍しすぎて慣れず、何か不思議な気分になりました。

でも最終的には私も、「LGBT」という単語を云い澱まずにはっきり言えて、とても気持ちが良かったです。

「やっぱり就活は本心を隠さずにやりたい!」と再確認しました。

(当日もらった参加企業たちのグッズ)

②就活を頑張るレズビアンの友達が出来た!

就活をしに行ったので、まさか友達が出来るとは思わずビックリでした!

でも、「自分がレズビアンであることを面接時に明かすかどうか悩みながら就活を頑張っている」というとても大きな共通の話題があったので、とても親しくなりました。

そのお友達と、
「面接の時にどうやって話す?」
「実は◯◯って選考で言われてて悩んでて」
と「就活生かつレズビアン」ならではの話がいっぱい出来たので、すごく良かったです。
頑張る仲間って大事だし、1人でもいるだけでだいぶ気持ち的にも楽になれる気がします。

それに例え友達が出来なくとも、
「LGBTフレンドリーな企業を求める仲間が日本中にこんなにもいるんだ」
と感じられることは大きいかなと思います。

「私以外にも就活に悩むLGBTがこんなにもいるんだ!」
そのことを間近で見て感じることが出来たのが、今回参加した1番の収穫かもしれないです。

(渋谷ヒカリエ、めっちゃキラキラしてて都会感凄かった)

③参加者もたくさんいたけど、メディアもめっちゃいた!

かなりたくさんのメディアが取材に来ていて、注目度の高さを感じました。

今回はたったの20社だったし、会場もいわゆる就活の合説としては小さいサイズでした。
(リクナビやマイナビの開催する合説って、大きいものだと東京ドーム・京セラドーム・ナゴヤドームなどを会場に開催するので)

ですが、この注目の高さならば、次回以降はもっと大きな会場にしたりとか、新卒と中途を分けて開催するなど出来そうだな〜!と感じました。

実は今回のRJR2019は、新卒採用と中途採用が混合の説明会でした。
なので、参加者や企業によってかなり目的がバラバラだったので、ちょっと大変だなと感じた点もありました。

具体的には、
新卒の人は、時期的に必死に選考受けてるから説明会や選考直結が嬉しいけれど、中途の人は、今すぐ空いているポストを聞きたいって感じだし。
企業側も、パンフレット渡して、「詳しいことはうちの新卒サイトに登録してまた説明会来てね!」って感じのところもあれば、「数ヶ月後にオープンする新店舗の従業員を今すぐ募集!!!」というところもあるし。

大手が開催するいわゆる合説は、新卒と既卒、中途向け転職とハッキリ分かれていることが多いので、そのあたりは今後参加企業が増える中で分かれていくのかな?と思いました。
(外資系が多くて、新卒か否かをあまり加味しない社風が多かったのもあるのかも)

***

RJR2019開始の冒頭の挨拶で、株式会社JobRainbow CEOの星 賢人さんから

「今回はたったの20社かもしれない。でも今後もっと増やしていけるように頑張っていく」

というお話がありました。

確かに、
たったの20社しかいない
と思います。

でも日本の現状を思ったら、「20社集めただけでめちゃくちゃ凄いな」とも思いました。

口だけじゃなくて、LGBT当事者がたくさんいる場に来て、LGBT当事者からどんな取り組みしてるのか質問攻めにされる…………
その環境に自ら取り組んで真摯に回答をする、その覚悟を持って、会場にきた企業が20社いたことが、私は嬉しく思います。

今後のJobRainbowにめっちゃ期待しています!


↓おまけ↓

会場入場時にもらったカバン!

企業パンフレットなど入れるのに最適なサイズで、とても良かったです。
それに、カバンがレインボー過ぎなくて、電車に乗って帰るのにも良かった!

(車内で同じカバン持っている人見て、なんか嬉しい気持ちになったのは内緒♡)




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