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【名古屋あおぞら部】5周年のお礼とこれまでの活動のご報告

私りぃなが、部長(代表)として設立し、運営を行ってきた「名古屋あおぞら部」が、2021年10月にて5周年を迎えます。



設立した2016年10月時には、これほどまでに多くの方にご参加いただき、これほどまで長く活動が継続すると思ってもいなかったので、設立者である私自身、大変驚いています。

これまで活動を続けることが出来たのは、参加してくださっている皆さん、サポートしてくださっている皆さん、運営を手伝ってくれるスタッフの皆さん、そして全国各地で同様の団体を運営して頑張る同志の皆さんの存在のお陰です。

心から感謝を申し上げます。



本日は、改めて名古屋あおぞら部の

・設立経緯
・活動趣旨
・これまで5年間の活動報告
・コロナ以降の活動状況
・今後の展開

についてお話しさせていただきます。


○設立経緯

名古屋あおぞら部を設立した2016年10月当時、私「りぃな」はまだ未成年でした。

当時から名古屋近辺では、LGBTQ+当事者向けのお店やイベント・サークルなど、LGBTQ+当事者が集まって心置きなくお喋り出来る空間はいくつかありました。

しかしその多くが、20歳以上の大人向けで、お酒やタバコがある空間でした。

そのため、高校生など未成年が参加しづらい/参加できない空間がほとんどであり、当時未成年であった私はとても困っていました。

また、「ゲイ限定サークル」「レズビアン限定イベント」といったように、セクシュアリティごとに空間が分かれていることが多く、「自分がゲイかバイセクシュアルか悩んでいる」や「自分がレズビアンかトランスジェンダーか悩んでいる」「自分がトランスジェンダーかそうではないか悩んでいる」などといった、セクシュアリティが曖昧な状態である人が参加できる空間も、あまりありませんでした。

また、「身近にLGBTQ+当事者がいる」や「教育・福祉関係の仕事をしている」などの理由で「LGBTQ+について知りたい」「LGBTQ+当事者と話してみたい」という人が参加できる空間も、ほとんどありませんでした。

そういった事情から、

・未成年が安心して参加できる
・セクシュアリティが曖昧な状態でも参加できる
・「LGBTQ+当事者ではない」と自認した上で、「身近にいるLGBTQ+当事者のことを理解したい」と考えている人も参加できる


環境が必要であると思い、設立しました。


○活動趣旨

高校生・大学生など若者たちが参加しやすい・居心地が良いと感じる空間を作ることを1番の目的として、活動を行ってきました。

また、話したいことだけを話してもらえるように、参加者に対してセクシュアリティや本名、学校名(または職場名・職業名)などについて、名乗ることを強制しないようにしてきました。

参加者同士の交流を1番の目的としていますが、一方で必要に応じて、講師を呼んだ講演会・勉強会なども企画し、参加する若者たちにとっていま欲しい情報を少しでも提供出来るように取り組みを行っています。

(最近、名古屋あおぞら部でよく利用しているイーブルなごやの視聴覚室)

(名古屋あおぞら部の入り口には、こんな感じの看板を出しています)


○これまで5年間の活動報告

2016年10月〜2021年9月末
※コロナ等により2020年3月〜2021年2月まで活動休止
※2021年9月のみオンラインでの開催

累計参加者数:
約1200人

最年少参加者:
小学校高学年の児童
※幼児を含めると1歳半

最年長参加者:
60歳(小学校の校長先生)

参加者の構成比(おおよそ):
「中学生・高校生」「大学生・大学院生・専門学生」「社会人・その他」が3分の1ずつ

参加者の居住地:
主に愛知県・岐阜県・三重県・静岡県
(その他、関東・北陸・四国からの参加者もあり)

開催回数:
36回
・出張編として刈谷市・犬山市に1回ずつ
・遠足編として東山動植物園・お寺さんに1回ずつ
・特別編として講師を呼んで講演を聞く回が1回
・勉強会としてLGBTQ+の基礎知識等を学ぶ会が3回

※メディア等への掲載情報

2017年
・朝日新聞 インタビュー掲載
※8日間全国連載
「いま子どもたちは」というコーナーのカミングアウト編
・雑誌AERA インタビュー掲載

2018年
・ NHK取材
※web版のみ

2020年
・中日新聞 インタビュー掲載

2021年
・NHK 取材協力

取材の申し込み等は、名古屋あおぞら部のTwitterまたはLINEまで事前にご連絡ください。
名古屋あおぞら部の参加者の皆さんのプライバシーが守られるように、取材ルールを設けています。
(例:名古屋あおぞら部の会場内での撮影は禁止)

また、取材前にはこちらをご一読ください。
LGBT報道ガイドライン

取材ルールにご理解いただき、ご協力いただける場合のみ取材をお受けしております。

◯ コロナ以降の活動状況

2020年3月以降の活動状況について、改めてご報告させていただきます。

2020年3月〜2021年2月まで、コロナ禍における開催方法を模索するなどして、活動を休止していました。
その期間中、LGBTQ+かもしれない若者の居場所がない状態となってしまい、本当に申し訳ありませんでした。

2021年3月より、「感染拡大防止のための追加のお約束」を新たに設け、また開催場所も以前までよりも広く換気が出来る会場に変更して、活動を再開しました。

今後も状況を踏まえつつ、「LGBTQ+かもしれない若者の居場所がない状態」を生まないように継続的な活動を行っていこうと考えています。

また、今後の継続的な運営及び若者のサポートのため、2021年4月より名古屋あおぞら部は、 NPO法人ASTAの一部となりました。
(ASTAのHP)

ご尽力くださった、ASTAの皆さまに深く感謝申し上げます。

名古屋あおぞら部の運営方針及びスタッフは、これまでと同じで変わりません。
今後も変わらぬご参加とご支援をよろしくお願いいたします。

○今後の展開

部長・副部長ら運営スタッフ5名を中心に、2ヶ月に一度のペースで名古屋あおぞら部を開催予定です。
2021年度は奇数月に開催します。

グランドルールおよびよくある質問は以下です。


名古屋あおぞら部では、Twitter・Instagram・LINEを運営しています。
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今後も変わらぬご愛顧をよろしくお願いいたします。

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