見出し画像

"LGBT"をもう少し詳しく知りたい貴方への読書のススメ

LGBTという言葉は知った。

セクシュアル・マイノリティという言葉は知った。

でも、

もう少し詳しく説明するとどうな感じなんだろう。
法律ではどうなっているんだろう。
これまでの歴史ではどうなっているんだろう。
実際にどんな体験談があるんだろう。
自分が相談されたらどうしたら良いんだろう。

もう少しその先を知ってみたい!


…………そんな貴方に、わたしからお届けする読書のススメです!
(随時更新中)

(2019年12月末時点で12冊掲載)



私が主に、高校生〜大学生にかけて読んできた本です。
そのため、高校生以下には一部難しいと感じる本もあるかと思いますが、ぜひ良い機会だと思って読んでみてください!
・日本国内で流通している本のみ
・日本語で書かれた本のみ(原著が英語など外国語の場合もあり)
・地域の図書館には取り扱いがないという場合も多数あり(地域の中でも大きな図書館や市民利用可能な大学図書館で探してみてください)
・Amazonに取り扱いあるものはリンク貼ります



○ 石田仁著『はじめて学ぶLGBT 基礎からトレンドまで』(2019年、ナツメ社)

本当に基礎からトレンドまで載っている&超分かりやすくて最高な一冊だったので、「LGBTという言葉は知ったけれど、もう少し知ってみたいな」という方に超オススメです!
中高生でも読めると思う^ ^
法律、ビジネス、BLの話題も!

Amazonリンク 


○ 森山至貴著『LGBTを読みとくークィア・スタディーズ入門』(2017年、ちくま新書)

ホモソーシャル、新しいホモノーマティヴィティ、ホモナショナリズム、そしてピンクウォッシュなど、少し難しいトピックについて分かりやすく解説されています。 

表紙の言葉もとても良いですね。
「質問や疑問の体をとった、セクシュアルマイノリティへの否定的な言葉です」

Amazonリンク


○牧村朝子著『百合のリアル』(2013年、星海社)&『同性愛は「病気」なの?』(2016年、星海社)

文筆家で、『同居人の美少女がレズビアンだった件。』などでも知られる「まきむぅ」こと牧村朝子さんの本。 

特に『百合のリアル』は、「同性愛って何?」「LGBTってどういうこと?」という人だけでなく、「モテたい!」と思っている人にも超オススメです!

『百合のリアル』Amazonリンク

『同性愛は「病気」なの?』Amazonリンク


○同性婚人権救済弁護団編『同性婚 だれもが自由に結婚する権利』(2016年、明石書籍)

#結婚の自由をすべての人に  で改めて、同性婚に関する本を読みたくなって買った同性婚人権救済弁護団さんの本。

同性婚を認めないのは、憲法違反

という文字も印象的ですが、内容も同性婚(誰もが自由に結婚する権利)に関する内容を超幅広く網羅しているという印象でした。

Amazonリンク


○ 三成美保編『教育とLGBTIをつなぐ 学校・大学の現場から考える』(2017、青弓社)


「LGBTに関する問題についてもっと詳しく知りたい!」「いまLGBTに関して日本でどんなことが研究されているのか気になる!」という方にオススメしたいのがこちらの本。

データや事例なども数多く含まれています。

Amazonリンク


○ 遠藤まめた著『先生と親のためのLGBTガイド』(2016、合同出版)


本文中にいくつも登場する「当事者の声」が本当にリアルで、私が自分で書いたかと錯覚するくらいでした。 

中高生の頃、私が抱いていた疑問を全部解消してくれる本!
本当にみんなにオススメしたいです!


そして、巻末についている資料も必見。 

いろんな団体や資料、映画、電話相談先がこんなにたくさん載っている本は貴重なので、とてもありがたい

Amazonリンク





☆絵本☆ながみつまき著『りつとにじのたね』(2016年、リーブル出版)

小さい子供にも分かりやすい絵と言葉で、「多様性」について主人公のくまの「りつ」と一緒に考えることが出来る本でした。

幼稚園・保育園にぜひ1冊ずつ置いて欲しいですね!

Amazonリンク


☆絵本☆ パトリシア・ポラッコ著:中川 亜紀子訳『ふたりママの家で』(2018年、サウザンブックス社)

ママふたり(レズビアンカップル)と子供たちを描いた絵本です。
他の家族も何も変わらない"愛情たっぷりの家族"がそこにあって、絵本を読み終えた時に、心がとても温かくなりました。 

こちらも、全国の保育園・幼稚園にぜひ置いて欲しい1冊です!!!

Amazonリンク


☆絵本☆ マーロン・ブンドとジル・トウィス著: 服部 理佳編『にじいろのしあわせ〜マーロン・ブンドのあるいちにち』(2018年、岩崎書店)

反LGBTの姿勢を打ち出している、アメリカ副大統領マイク・ペンスとその一家が飼っているウサギのマーロンくんを主人公に、LGBT(特に同性愛)をテーマにしたお話。

反LGBT一家に飼われているマーロンくんが実は同性愛者(ウサギ?)だったら?という設定です。

ハートフルでシニカルな絵本でした! 

Amazonリンク



○紀伊カンナ著『海辺のエトランゼ』(2014年、祥伝社)

このシリーズ4冊読んだけれど、感動で一冊読むごとに涙が止まらなくなってしました。 

同性愛者の内なるホモフォビアとか田舎に住む家族との関わりとか家族のそれぞれの想いとか…… 

Amazonリンク


○ 名古屋市・名古屋市教育委員会「生の多様性を考える」パンフレット(2019年?)


愛知県名古屋市の伏見にある、なごや人権啓発センター・ソレイユプラザなごやで配布されていたパンフレット。

ソレイユプラザなごやHP

ソレイユプラザなごやは、超大きなプラネタリウムで有名な名古屋市科学館の目の前でアクセス◎ 
30ページ超で内容もしっかりです!

名古屋もこういうのちゃんと作ってたのね!超嬉しい!


(今後も随時更新していきます)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?